昨年から続くコロナ禍の中、自宅での食事やテレワーク環境など、家の中を改めて見直した人も多いことでしょう。しかし、一部の主婦から聞かれるのは「3食のごはんづくりが大変だった」という声。そして現在、即席麺を含む「麺類」の売上も伸びているのだといいます。

ストックはもちろん炊事の負担を軽減するのに便利なのが『カップ麺』ではないでしょうか。今回は、コロナ禍の中売り上げを伸ばす『人気カップ麺ランキング』TOP10を発表します。

ステイホームで麺類の需要が増加

総務省統計局が令和3年3月9日に公表した「家計報告調査-2021年(令和3年)1月分-」によると、コロナ禍の中で消費支出は昨年3~5月にかけて減少、現在も食料費・被服・教養娯楽費などは減少傾向にあります。ステイホームの影響で外食などの機会が減る一方、電気代などは8ヶ月連続で実質増加しています。

そんな暮らしの変化の中で、麺類の需要が伸びているのです。同データで消費支出における品目分類を見てみると、食料費全体では前年比より減少している中、麺類が米・パンを抜いて最も増加していることが分かります。

「麺類は消費期限も長いし、なかなか外に出られないときのストックに便利。子どももよく食べてくれますし」(37歳・Mさん)

「カップ麺は防災用としてストックしています。あとは、料理に疲れてしまった日や夫の夜食としても使えるので、いろいろな種類を揃えていますよ」(46歳・Tさん)

日持ちしてストックにも便利な即席カップ麺。これらもステイホームの影響もあり伸びていると考えられます。3食のごはんを作る主婦にとって、息抜きにも使えるのはありがたいですよね。