「あの飲み物」の価格変化

(総務省統計局の資料をもとに筆者作成)

飲み物もすべて掲載はしていませんが、価格が下がっているものが多くなっています。「インスタントコーヒー」は値上がりしていますが、その他はあまり変わりないか値下がりしています。

その分収入が上がれば問題ないけれど…

物の値段を一つ一つ見てみると、面白い発見があります。「こんなに上がっていたんだ/下がっていたんだ」と驚いたり、「確かに全然変わらないよね」と納得したり。消費者物価指数は前年比で上がっているので全体的には上がっているようですが、下がっている商品ももちろんありますよね。

商品価格の決定には、需給関係や供給側の問題、輸出の問題など、様々な事柄が影響を与えており、1つの原因だけで価格は決定しません。政策は市場全体に影響を与えているといえ、この規模感からなかなか効果が分りにくいといえます。日銀が「物価安定の目標」を掲げたのは2013年。2020年現在に至ってもその目標は達成されていません。

「インフレ率2%」が達成されるのか分かりません。ただその可能性も考えて資産形成をした方が良いといえそうです。もちろん、インフレ率上昇とともに筆者たちの収入も増えてくれれば良いのですが…。給料はなかなか変わらない人が多いのではないでしょうか。増えない収入、けれど必要な教育費や住居費、老後資産。早めに対策を考えておくと良いといえそうです。

参考

尾藤 ちよ子