しかし、話を聞き始めるとどこで工事をやっているのか明確な説明がありません。そして次第に自社のやっている水道工事の説明をしだし、「今ご契約されると、この地域限定で通常の3割ほど安く工事を請け負えますがいかがですか?」とセールストークを始めたのです。結果的に、インターホン越しの説明とは全く違う飛び込み営業だったことがわかりました。
個人情報を聞き出すようなセールストークも
また、こちらの個人情報を聞き出そうとする業者も少なくありません。とある教育系教材を扱っているという業者が飛び込み営業をしてきた際に、インターホン越しに「3軒隣に住んでいるおじいちゃんに、ここのお宅に中学生のお子様がいるという話を聞きまして……」と言ってきました。しかし、筆者宅には未就学児の子どもしかいません。
筆者が「うちには中学生の子どもはいません」と断ると、「それでは、お子さんは何歳ですか?」「どの小学校を受験するつもりですか?」「ご主人のお仕事は?」など、個人情報を聞き出すかのような質問を立て続けにしてきたのです。インターホン越しに見える表情がずっと笑顔だったことも怖くなり、結局「もう二度と来ないでください」と言って切り上げてしまいました。
また、太陽光発電の訪問販売業者が常識外れの時間帯にインターホンを押してきたことも何度かあります。それは、朝8時前でした。そんな時間帯に来られると、インターホンを受けるのも怖くなります。
居留守を使うと、その翌日には夜21時に同じ業者がまた訪問。怖くなった筆者は夫に玄関まで出てもらい、「こんな時間に訪問に来るなんて非常識。会社にクレームを入れるので名刺を出してください」と怒ってもらいました。すると、名刺も出さず謝罪だけしてそそくさと帰っていきました。