年収1000万円と聞くと、生活に余裕のあるイメージをもつ人が多いでしょう。それでは、年収1000万円を稼ぐ人はどのくらいいるのでしょうか?
令和元年に国税庁が源泉徴収義務者(民間の事業所に限る)に勤務している給与所得者を対象に行った「民間給与実態統計調査」では、年間平均給与は男性540万円、女性296万円、平均すると436万円という結果が出ています。ちなみに、年収1000万円の人は全体の5%。この結果を見るだけでも、年収1000万円に達するのがどれだけ難しいかが分かります。
年収1000万円の世帯を羨む人も多いですが、実は高収入だからといって幸せな暮らしぶりとは限らず、生活に不満をもっていることも多いようです。そのような家庭は高収入貧乏と呼ばれる場合も。本記事では、年収1000万円の世帯が暮らしに不満をもつ理由を紹介します。高収入貧乏を抜け出す方法もみていきましょう。
高収入貧乏とはどんな世帯?
高収入貧乏とは高収入にも関わらず、貯金がほとんどなかったり、生活に不満を感じたりしている人のこと。いくら高収入でも支出が多ければ手元にお金が残らないため、このような状態になるのでしょう。一般的にお金持ちそうに見える家庭であっても、内情は違うというパターンが年収1000万円世帯には意外と多いようです。