老後の収入にあてられる年金と退職金

老後の収入には、主に年金と退職金があります。

まず、年金はどの程度受け取れるのでしょうか。平成30年度・厚生年金保険・国民年金事業の概況(厚生労働省年金局)によると、年金の平均受給額(月額)は以下の通りです。

  • 会社員や公務員など(国民年金+厚生年金) 14万3761円
  • 自営業や専業主婦(国民年金のみ)     5万4614円

※ただし、国民年金については、基礎のみ共済なし・旧国年の受給者。

男性を元会社員、女性を専業主婦と仮定した場合の夫婦2人の年金収入は、以下の通りです。

  • 夫婦2人の年金収入(月額)

14万3761円+5万4614円=19万8375円

老後20年間で受け取れる年金額は、以下の金額になります。

19万8375円×12カ月×20年=4761万円