食品全体で見ると乾麺や野菜缶詰を買う人が増えた
CCCマーケティング㈱が発表した「コロナ禍における香辛料の購入状況」を紐解いていくに当たって、まずは食品(食材や調味料)において前年よりも購入者が増えたものを見ていきます。
2020年3月〜8月で、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで購入ができる食品の中で、前年よりも買う人が増えたものは「乾麺」や「野菜缶詰」となりました。
乾麺は3月、4月で1位、野菜缶詰は5月〜8月で1位となっています。他にも味噌やソース、つゆなどの調味料も前年よりも買う人が増えたことがわかります。賞味期限が長く、長期保存ができるものが好まれたようです。
その中で香辛料に着目をすると、3月〜8月の間でいずれの月にもランクインしています。5月になると2位に浮上し、6月と8月も2位となりました。
1人当たりの購入点数が増えた食品は?
では1人当たりの購入点数が前年と比べて増えた食品は何でしょうか。長期保存ができる乾麺をはじめ、牛乳や米、香辛料が上位にきています。牛乳に関しては、学校が休校になったことで余ってしまい、農林水産省が日本の牛乳を救う「プラスワンプロジェクト」を始めました。米も休校やテレワークで家族が家にいることで消費が増えて、購入につながったと考えられます。