貯金ゼロ女子だった妻

アラサーといわれる世代が貯金ゼロとは少々信じがたいという男性も多い中「今や貯金の鬼ともいえる妻ですが、結婚した当時は貯金0円でした」というのは結婚8年目のTさん。

「飲み会で知り合った妻は気遣いのできる明るい女性でした。『しっかりしていそうだな』と思ってそこから仲良くなったのですが、結婚してみたら貯金を全くしていなかったんです。当時30歳だった妻に『今までどうしてたの?』と思わず聞いてしまったのですが『出会いを求めたり、自分磨きをしていたらこうなった』と。

別に結婚相談所に登録をして会費を払っていたとかそういったまとまったお金の話ではなく、日常的に出会いにつながりそうな会に顔を出したり、少しでも好感度を持たれるように洋服を買いそろえたり、ジムで鍛えたりしていた結果、お金が全くたまらなかったと。妻は派遣社員だったし、女の子はそんなもんなのかと驚いたのを覚えています。

しかし、結婚後は『マイホーム資金』『子供の教育資金』という目標ができると妻は貯金の鬼に。服もめったに買わないし、夫婦で外食はもったいないと週末は彼女が腕を振るって節約料理を披露してくれます。見た目と違い金銭感覚のおかしな女性だったらと最初は焦りましたが、年齢やライフステージで使い分けのできる人だったのでほっとしました」

Tさんの妻のように、収入がギリギリで結婚を目指している女性の中には「婚活費用で手一杯」だったという人もいるようです。結婚後、家計のやりくりを任されるようになった妻がしっかりと貯金ができるようになったというのは朗報ですね。