ここからは、必修化に伴い興味を持った親は多いものの、現時点での期待値はさほど高くはないことが見て取れます。親にとって、プログラミングがあまり身近なものではないのがその理由かもしれません。
それに対して最近の子どもたちは”デジタルネイティブ”などと言われ、小学生にもなるとYouTubeを見たり、「検索はヤフーかグーグル」「欲しいものがあったらメルカリ」というように、ネットやアプリに関する知識を自然と身につけているようです。
そのため、プログラミング教育が始まれば、親が想像する以上にすんなりと授業内容になじむ可能性もあります。逆に言えば、親が子どもからプログラミングについて何か質問されてもお手上げ、という場面もあるでしょう。そうしたことを考えて、プログラミング教室に通わせようと検討する親もいるかもしれません。
小学校でのプログラミング教育必修化の目的は、プログラマー育成を直接的に目指すということではなく、物事を順序立てて考えて解決につなげる「プログラミング思考」を養うことだとされています。これは、今後も情報技術が進化していく中で普遍的に求められる能力だと言えるでしょう。
習い事として関心の高い英会話
一方、スイスに本部を置くEFエデュケーションファーストの「EF EPI英語能力指数2019年版」によると、日本のランキングはは非英語圏の100カ国・地域の中で53位。前年の49位から順位を落としています。