『トップナイフ』の魅力は脚本にあり?
今期のドラマ全体を見ても、高い人気を誇るのが天海祐希主演の『トップナイフ』。舞台は手術の天才たちが集う脳神経外科で、天海祐希演じる主人公・深山瑤子は女帝とよばれ、脳外科を取り仕切る強い女性を演じています。
このドラマの魅力は、脳外科だからこそ現れる特殊な症状など、医療ドラマならではの題材がうまく絡み合っている脚本にあります。
例えば、右脳の損傷により感情を感じられなくなり自分が死んでいると思い込む「コタール症候群」や、脳出血により麻痺した腕を他人のものと思い込み制御できない「エイリアンハンド症候群」など、普段は耳にしない驚きの症状が登場します。
しかし、このドラマでは説得力のある脚本によって、それらの症状が物語に溶け込んでいるのです。