・「壁やバスマットの汚れが気になるので夫にはお風呂掃除を任せられませんでした。しかし、時間のある時に一度カビの生えやすい場所や洗い忘れがちな小物について教えながら一緒に掃除してみたところ、ようやく理解した夫。『ポイントは磨き残さないことと換気かー』なんて自分なりに理解したらしく、今ではかなり上手に洗えるようになりました。子供達からも『パパはお風呂掃除が得意』と言われるようにもなり、家庭内に居場所があるように感じているのかもしれません」

・「幼稚園のことを理解しない夫。子供とのコミュニケーションが足りないことが気になっていました。そこで、夫には『幼稚園に持っていく備品を揃える係』を担当してもらうことに。私が用意すれば早いのですが、トイレットペーパーの芯やペットボトルなどを必死でキープし、期日までに用意しようとする姿は家族から好評です。提出後、子供が作品として持ち帰ってくるたびに『あれがこんな素敵になったのかー』なんて子供たちとも会話が弾むし、幼稚園のプリントに目を通すことで今月の行事も知るようになりました。ちょっとした時間ですが、夫が関わってくれていると感じることができるようになりました」

たったひとつのことなので、そこで満足してもらってはまた新たな火種になりかねませんが(笑)どんなことでも、一歩踏み出すことが大切なのではないでしょうか。

まずは笑顔を向けてみる

また、イライラしてしまう状況を生んでいる原因のひとつに、夫婦のコミュニケーション不足が考えられます。家のことを何もしない夫の多くは、家庭内に居場所がないと感じているようです。同時に、妻の冷たい態度を寂しく思ってしまっていることも。