永久に続く不労所得はほぼ不可能でも、半不労所得は可能です。

筆者のお世話になっている人で、東京の一等地に商業ビルを持っている女性がいます。彼女は生まれた時から両親が不動産をいくつも持っており、生まれた時から不動産賃料収入で生活をしています。

商業ビルには店舗やオフィスが入っており、入退去が時々あっても抜群の立地ですから、すぐに次の入居者が決まります。この不動産賃料収入から得られる収益は、彼女の生活費を上回っていますから、ただ生きているだけで収益が増え続ける構造になっています。

この余剰収益をまた別の投資に回しますので、さらに収益を積み上げる好循環を実現させています。こうなると、半不労所得になります。天災やテロで建物が破壊されたり、退去者が出続ける事態に陥らない限りは、あまり手がかかることはありません。

また、大学生の時から月収50万円をコンスタントに稼ぎ続ける人もいます。

彼は元々、かなり太っていてそこから苦心惨憺して大幅なダイエットに成功しました。そのダイエットの方法があまり世間で知られているものではなく、ダイエッターにとって取り組みやすいことから、彼のダイエット方法は一部から支持されています。

彼はそのダイエットの手法をデジタルコンテンツとして販売しており、息が長くポンポンとコンスタントに売れ続けています。テクノロジーの発展で、技術が陳腐化するITなどと異なり、ダイエットは「消費カロリー>摂取カロリー」というシンプルな構図を作れば実現出来ますから、本質的な手法であればいつの時代もあまり変わりません。そのため、法改正や技術の進展によるコンテンツのメンテナンスも必要ないのです。結果、彼は一度作ったダイエットプログラムで収益を取得し続けているのです。

投資でもビジネスでも、半不労所得は可能ですし、そうした人たちをそれなりに見てきましたので、世の中に存在することは間違いないのです。

働く必要のない人ほど働く