さて、撮影モラルが低下した一番の要因は何なのでしょうか。複数回答可でまとめたランキングを見てみましょう。
第1位:インターネット・SNSの普及(77.0%)
第2位:スマホ(カメラ)の普及(76.0%)
第3位:道徳・倫理教育の不足(65.0%)
第4位:罰則の不足・認知不足(33.4%)
第5位:世間の無関心(24.8%)
たしかに、インターネットやSNSの普及は大きな影響を与えているでしょう。いいねやコメントを求めて、よりめずらしくてよりインパクトのある写真や動画をとろうと躍起になっている人もいます。
いつも持ち歩いているスマホで撮影できるようになったので、不快な撮影モラル低下のシーンを目撃することも増えたのでしょう。とはいえ、「いけない」と思いながら撮影した経験がある人は78.3%にも及んでおり、他人の行いを指摘するだけではなく、自分の行動も振り返らないといけないかもしれませんね。
まとめ
今回の調査で、とりわけ観光地や公共交通機関、ライブ・イベント会場で撮影モラルの低下を感じている人が多いことが分かりました。
観光地では気分が高まっているので、勢い余って「少しくらいいいか!」と大胆な行動をとってしまうこともあるようです。訪日外国人のマナー違反が問題視されていますが、日本人も意識したい課題ですね。
瀬戸山 佳菜