地方と都会、それぞれの暮らしを経験した人は、両者の生活スタイルの違いを実感することが多いようです。地方から都会に嫁いだ妻のなかには、「地方暮らしの実母と都会暮らしの義理母を比べると、健康面の差が大きい」と感じている人も。一体どのような場面で、そう実感したのでしょうか。

「もうすぐ70歳の両親は長年地方で暮らしており、車移動がメインの生活。どこへ出かけるにも車を使い、趣味は自宅でできる裁縫や映画鑑賞くらいでした。一方、80歳を超えた義両親は都会に住んでおり、近所のスーパーは徒歩で利用しています。少し足を伸ばして散歩に行くことも多く、身体を動かすことが楽しい様子。

そのせいか、私の両親は日に日に体力が落ち、何をするにも『疲れた』『宅配サービスを使おう』と言ってばかり。義両親は『天気がいいからウォーキングをしよう』『新しいパン屋に行こう』と積極的に動き、長距離の移動も苦ではないようなのに…。日ごろの運動量が廊下に与える影響は、かなり大きいのだと実感しました」

まとめ

「地方の実家に帰省したくない」という気持ちの裏側には、価値観の違いや生活環境の違い、そして学費や下宿代を負担している親への申し訳なさといった、さまざまな事情が隠れていました。とはいえ、一切帰省をしない…というわけにはいかないもの。自分の感情をどう捉え、向こうの考えや環境受け入れられるかが今後の課題となるでしょう。

LIMO編集部