1. 【北海道の難読駅名】「長万部」「倶知安」「音威子府」の読み方と、駅近くの地価の変化

北海道の駅名は、本州の難読駅名とは少し事情がちがいます。

もとはアイヌ語の地名で、その音に漢字をあてたものが多いため、漢字の意味から読み方を推しはかることができないのです。

今回紹介するのは、函館本線と宗谷本線の3駅。

アイヌ語の意味と駅のある町の今、そして1年で地価がどう動いたかを順に見ていきます。

2. 【北海道の難読駅名】長万部町「長万部駅」の読み方と由来

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LIMO編集部作成

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最初に紹介する駅は、山越郡長万部町にある「長万部駅」です。

JR函館本線と室蘭本線が分かれる駅で、長万部町によると1903年(明治36年)に森〜熱郛間が開通したときに開業しました。

2.1 読み方は「おしゃまんべ」

「ながまんぶ」ではなく、「おしゃまんべ」と読みます。

長万部町の資料によると、地名は市街地の北東にある写万部山(標高498m)に由来するとされています。

カレイがよく獲れる海岸の目印として、アイヌの人々がこの山を「シャマンペ(カレイ)ヌプリ(山)」と呼んだのが変化したものだといいます。

2.2 【「長万部」で降りたら】町が「かにめし」の町と紹介

長万部町は、自らを「北海道を代表する駅弁『かにめし』の町」と紹介しています。

長万部駅に降りたら、まずは駅弁を探してみたくなる町です。

駅の将来の姿も決まっています。

鉄道・運輸機構によると、北海道新幹線の長万部駅は国鉄長万部機関区の跡地につくられ、高さ約14mの高架駅になる予定。

国土交通省の資料では、新函館北斗〜札幌間の完成・開業は「概ね2038年度末頃の見込み」とされています。

2.3 【「長万部」の地価公示価格】駅から500mの住宅地は1.5%下落

2026年の地価公示で、長万部駅から500mの字長万部の住宅地は1平方メートルあたり6700円でした。

前年の6800円から1.5%の下落です。

長万部町の住宅地の平均変動率もマイナス0.8%と、小幅な下落でした。

3. 【北海道の難読駅名】倶知安町「倶知安駅」の読み方と由来

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LIMO編集部作成

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次に紹介する駅は、虻田郡倶知安町にあるJR函館本線の「倶知安駅」です。

倶知安町の年表によると、1904年(明治37年)10月15日に北海道鉄道が開通し、倶知安駅が開業しました。

3.1 読み方は「くっちゃん」

「ぐちあん」ではなく、「くっちゃん」と読みます。

倶知安町によると、地名はアイヌ語の「クッシャニ」から付けられました。

クッシャニは倶登山川の昔の名前で、「クッ・シャン・イ」=「くだの(ようなところを)・流れ出る・ところ」という意味です。

この音に漢字をあてたのは、北海道庁の参事官だった白仁武でした。

3.2 【「倶知安」の昔と今】スキーの町から、国際的なリゾートの玄関口へ

町の年表をたどると、倶知安とスキーの結びつきの長さがわかります。

1912年(明治45年)4月16日にレルヒ中佐がスキーの練習を公開し、1972年(昭和47年)12月20日には「スキーの町」を宣言。

1988年(昭和63年)にはリゾート特急「ニセコエクスプレス」が走り始め、2019年(令和元年)10月にはG20観光大臣会合の会場にもなりました。

これからの変化として注目されるのが、北海道新幹線の倶知安駅です。

鉄道・運輸機構が2016年に高架駅とすることの認可を公表し、2024年6月には駅舎デザインの推薦案が決まっています。

3.3 【「倶知安」の地価公示価格】駅から850mの住宅地は11.7%上昇

2026年の地価公示で、倶知安駅から850mの南3条東1丁目の住宅地は1平方メートルあたり6万7000円。

前年の6万円から11.7%上がりました。

駅から620mの南1条西1丁目の商業地は15万6000円から18万1000円へ、16.0%の上昇です。

倶知安町の住宅地の平均変動率はプラス11.1%で、北海道全体の住宅地のプラス0.6%を大きく上回っています。