3.1 毎月の給与明細で、基本給と手当を分けて見る

まず、給与明細で基本給と、残業代などの手当を分けて書き出しましょう。表の月給には残業代なども入っているので、求人票の金額と並べるときは、何が含まれているかを確かめておきたいところです。明細の中にわからない項目があれば、勤め先の担当の窓口に聞いておくと安心です。

次に、夏と冬の賞与の明細を並べ、1年間の賞与の合計を出しておきます。冬の賞与の明細が届いたら合計を書き出しておくと、翌年と見比べやすくなります。賞与の金額は年によって変わることもあるので、数年分を並べておくと目安がつかみやすいでしょう。

3.2 退職までの収入を、家計の予定と並べる

そして、これから先の収入の見通しを、子どもの教育費や住宅ローンの返済、老後の生活費など、家計の予定と並べてみましょう。出ていくお金が増える時期を先に知っておくと、早めに手を打ちやすくなります。

たとえば、子どもが大学に進む時期や住宅ローンを返し終える時期を、年ごとのメモに書き込んでみましょう。収入の見通しも並べて書いておくと、どの年に出ていくお金が多くなりそうかが見えてきます。

全国の平均と自分の収入がずれていても、気にしすぎる必要はありません。見通しは、手元の明細の金額で立てるのが確かです。

3.3 勤め先を移るときは、求人票の条件を書き出して並べる

転職を考えるときは、求人票の月給や賞与の有無に加えて、勤務の時間帯、休日、試用期間の条件なども書き出しておきましょう。いまの給与明細と同じ形で並べておくと、違いが見えやすくなります。

資格が必要な仕事では、免許の書類や、これまで勤めた先と期間をまとめたメモを用意しておくと、応募の準備も進めやすくなるでしょう。

3.4 1年に1度、収入と働き方を書き出す

毎年同じ時期に、1年間の給与と賞与の合計、働いた日数をメモにしておきましょう。翌年の働き方を決めるときの手がかりになります。

収入と毎月の生活費を1枚のメモにまとめておくと、貯蓄にどのくらい回せるかもつかみやすくなります。書き出したメモは、家族と共有しておくのもひとつの方法です。

数字を並べてみると、いまの働き方を続けたい、少しずつ働く時間を減らしたいなど、自分の気持ちにも気づきやすくなるでしょう。メモには日付を入れて残しておき、翌年の同じ時期に見比べてみたいところです。

4. まとめにかえて

医師の月給は、40〜44歳で133万3800円、60〜64歳で149万900円でした。本記事では、薬剤師の40代以上の月給と年間賞与も並べました。

この表は、事業所に雇われて働く一般労働者の平均です。給与明細や賞与の明細で自分の収入を確かめておくと、この先の働き方や家計の予定を決めるときの材料になります。

40代以上は、働き方を見直す人もいる時期です。年代ごとの数字を目安にしながら、無理なく続けられる働き方を考えていきたいところです。

参考資料

宮野 茉莉子