次の年金支給日は2026年12月15日(火)です。日本年金機構の年間予定表によると、この日には10月分と11月分の2か月分がまとめて振り込まれます。
厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金(第1号)の老齢年金の平均月額は、基礎年金を含めて15万289円です。2か月分なら30万578円になりますが、月15万円以上を受け取っている人は全体の約半分です。
この記事では、12月15日に支給される厚生年金の額を、平均月額と受給額の分布から2か月分に直して確かめます。記事後半では、通帳に振り込まれる額が支給額より少なくなる理由も確かめます。
1. 厚生年金の12月15日の支給は10月・11月の2か月分、平均月額15万289円なら「30万578円」
まずは、12月15日に何か月分が支給されるのかを確認します。
1.1 年金は偶数月の15日に、前月までの2か月分が支払われる
日本年金機構によると、年金は原則として偶数月の15日に、前月までの2か月分がまとめて支払われます。15日が土曜日・日曜日・祝日のときは、その直前の平日です。
2026年12月15日は火曜日なので、そのまま15日に支払われます。支払われるのは10月分と11月分です。
1.2 平均月額を2か月分に直すと、男性は33万9934円、女性は22万2826円
厚生年金(第1号)の老齢年金の平均月額は、2025年3月末時点で次のとおりです。いずれも基礎年金を含む額です。
- 全体:月15万289円(2か月分で30万578円)
- 男性:月16万9967円(2か月分で33万9934円)
- 女性:月11万1413円(2か月分で22万2826円)
男性と女性では、12月15日に支給される2か月分で11万7108円の差があることがわかりますね。会社員として働いた期間や、そのときの給与の差が、年金の額にも表れています。
なお、厚生年金(第1号)は主に会社員として加入した人の年金です。公務員などの共済組合の期間がある人は、その分が別に支払われるため、この平均には含まれていません。
2. 12月15日の支給額が「2か月で30万円以上」の人は約半分、40万円以上は18.8%
平均は一部の高い人に引き上げられるため、実際にどのくらいの額を受け取っている人が多いのかは、分布で見るほうが確かです。
2.1 受給額の分布を2か月分に直すと
同じ資料の「男女別年金月額階級別老齢年金受給権者数」をもとに、月額を2か月分に直して4つに分けると、次のようになります。
12月15日に支給される厚生年金(2か月分・天引き前)の分布1/1
出所:厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成
2か月で30万円以上(月15万円以上)の人は全体の49.8%で、ちょうど半分ほどです。40万円以上(月20万円以上)の人は18.8%でした。
一方で、2か月で20万円未満(月10万円未満)の人も19.0%います。40万円以上の人と、ほぼ同じ割合です。
2.2 男性は30万円以上が68.8%、女性は30万円以上が12.3%
男女別に見ると、2か月で30万円以上の人は、男性では68.8%、女性では12.3%でした。女性は20万〜30万円未満が49.5%で最も多く、20万円未満も38.2%います。
同じ「厚生年金」でも、男性と女性で12月15日の支給額の分布が大きく違うことがわかります。ご自身の額がどのあたりかは、年金の月額を2倍にして、この表と並べてみてください。
ただし、この分布には、65歳未満で報酬比例部分だけを受け取っている人も含まれています。基礎年金をまだ受け取っていない人の分も入っている点は、表を見るときに押さえておきたいところです。
12月15日の支給額は、年金の月額のおよそ2倍です。実際に通帳に振り込まれる額は、ここから保険料や税金が差し引かれた額になります。年末の出費が重なる時期なので、年金の月額を確かめ、2か月分でいくらになるかを見ておくことをおすすめします。
では、実際に通帳に振り込まれる額は、支給額からどのくらい少なくなるのでしょうか。