2.2 仕事を選ぶときは、収入と暮らしの合い方をあわせて見る

どの仕事にも、それぞれの役割と働き方があります。勤務の時間帯や休日の取り方など、同じ月給でも毎日の過ごし方は職場によって変わります。

子育てや家族の介護など、暮らしの予定によって働きやすい時間帯は人それぞれです。自分が無理なく続けられる時間帯や働き方を先に書き出しておくと、求人を見比べるときの手がかりになるでしょう。

3. 【現役世代の働き方を考える】月給と賞与を書類で分けて確かめる

表の数字を、わが家の働き方に置きかえて考えてみましょう。手元の書類で確かめられることは、思いのほか多くあります。

3.1 給与明細と賞与の明細を、分けて見る

まず、毎月の給与明細で、基本給と残業代などの手当を分けて確かめましょう。表の月給は残業代なども含む金額なので、基本給だけを書いた求人と並べるときは、何が含まれているかに気をつけたいところです。

次に、賞与の明細を1年分並べてみましょう。12月の冬の賞与の明細が届いたら、夏の分と足して、1年間の賞与の合計を書き出しておくとわかりやすくなります。

3.2 年代ごとの数字を、これからの家計の予定と並べる

そして、表の年代ごとの月給を目安に、これから先の収入の見通しを家計の予定と並べてみましょう。子どもの進学や住まいの計画など、お金のかかる時期と重ねて見ると、準備しておきたい金額がつかみやすくなります。

ただし、表の数字はあくまで全国の平均です。わが家の見通しは、実際の給与明細の金額をもとに考えていきたいところです。

3.3 働き方を変えるときは、求人票の中身を書き出す

転職や勤務の形を変えることを考えるときは、求人票の月給や賞与だけでなく、勤務時間や休日、試用期間などもあわせて書き出しておきましょう。気になる点を先に書き出してから問い合わせると、話が進めやすくなります。

看護師のように資格が要る仕事では、資格の書類や、これまでの勤務の記録を手元にそろえておくと、応募のときに慌てずにすむでしょう。

3.4 1年ごとに、働き方と収入を見直す

毎年の同じ時期に、1年間の月給と賞与の合計、働いた日数を書き出しておくと、次の1年の働き方を考える材料になります。

冬の賞与の明細が届く12月は、1年分を振り返るのにちょうどよい時期といえそうです。書き出したメモは翌年の同じ時期に見比べられるよう、日付を入れて残しておきましょう。

収入の目安と、毎月の生活費の目安を同じメモに並べておくと、貯蓄に回せる金額も見えてきます。家族と話し合いながら、無理のない予定を立てていくとよいでしょう。

4. まとめにかえて

看護師の月給は、20〜24歳で32万2700円、50〜54歳で39万4900円でした。本記事では、保健師・助産師・准看護師の年代別の月給も並べました。

表の数字は一般労働者の平均で、働き方によって金額は変わります。給与明細や賞与の明細で月給と賞与を分けて確かめ、これからの働き方や家計の予定を考える手がかりにしていきましょう。

仕事は、収入の金額だけでなく、続けやすさや暮らしとの合い方も大切です。年代ごとの数字を目安にしながら、自分に合った働き方を考えていきたいところです。

参考資料

宮野 茉莉子