住宅金融支援機構は、2026年11月資金受取分の【フラット35】の借入金利を公表しています。借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下の金利は、年3.810%から年5.730%で、最も多い金利は年3.810%です。

11月は年末調整で住宅ローン控除の書類を確かめる時期でもあり、住まいの資金計画を見直す人もいるでしょう。同じフラット35でも、金融機関によって金利に1.92ポイントの幅があります。

この記事では、借入額3500万円・返済期間35年の場合に、最低の3.81%と最高の5.73%で、月々の返済額がどれだけ違うかを試算します。

1. 11月資金受取分のフラット35、金利は年3.810%から年5.730%

フラット35は、借入期間を最長35年とする、全期間固定金利型の住宅ローンです。借入金利は、取扱金融機関がそれぞれ決めています。

住宅金融支援機構の「最新の金利情報」には、取扱金融機関が提供する金利の範囲と、最も多い金利が載っています。2026年11月資金受取分の金利を、フラット20・35・50で並べました。

フラット20・35・50の金利の範囲(2026年11月資金受取分)1/2

図表

出所:住宅金融支援機構「最新の金利情報」をもとにLIMO編集部作成

  • フラット35(借入期間21年以上35年以下):年3.810%~年5.730%、最も多い金利は年3.810%
  • フラット20(借入期間20年以下):年3.490%~年5.410%、最も多い金利は年3.490%
  • フラット50(借入期間36年以上50年以下):年4.110%~6.030%、最も多い金利は年4.110%

いずれも、融資率が9割以下の場合です。フラット35の融資率が9割を超える場合は、金利の範囲が年3.920%~年5.840%で、最も多い金利は年3.920%です。

住宅金融支援機構の「フラット35 金利推移」によると、2026年9月のフラット35の金利の範囲は3.46%~5.69%でした。11月は、最低が0.35ポイント、最高が0.04ポイント高くなっています。

加入する団体信用生命保険(団信)の種類によっては、金利が上乗せされます。新機構団信のデュエット(ペア連生団信)は掲載金利に+0.18%、新3大疾病付機構団信は+0.24%です。

金利の引下げには、期間限定のキャンペーンなど、掲載情報以外の条件がある場合があります。詳しい条件は、各金融機関に確認が必要です。

2. フラット35の最低金利と最高金利で、月々の返済額がいくら変わるかシミュレーション

フラット35の最低金利と最高金利、返済額の試算(借入額3500万円・35年)2/2

図表

出所:住宅金融支援機構「最新の金利情報」をもとにLIMO編集部の試算

  • 借入額:3500万円
  • 返済期間:35年
  • 金利:3.81%(最低)→ 5.73%(最高)(+1.92ポイント)
  • 月々の返済額:15万1008円 → 19万3261円
  • 月々の差:4万2253円(28.0%アップ)
  • 総返済額:6342万3360円 → 8116万9620円(1774万6260円の増加)
  • うち利息:2842万3360円 → 4616万9620円

※元利均等返済

同じ3500万円・35年で借りても、金利が最低の3.81%なら月々15万1008円、最高の5.73%なら月々19万3261円です。差は月4万2253円で、1年に直すと約50万7036円になります。

総返済額では、差が1774万6260円にのぼります。金利の差は、毎月の返済額だけでなく、返済期間全体の利息の差としても積み上がります。

この試算は、全期間を同じ金利で返済し続ける前提です。実際の金利は、借りる金融機関や、融資率、団信の種類などで変わります。

フラット35を検討している人は、1つの金融機関だけでなく、複数の金融機関の金利を並べて、返済額を試算してみましょう。借入額・返済期間・団信の種類をそろえて比べておくと、月々の差と総返済額の差を、同じ条件で見比べられます。