6. NTT<9432>の2026年11月2日の株価

NTT<9432>の2026年11月2日の終値は174.5円(前営業日比+1.2円、+0.69%)でした。

  • PER(会社予想):14.49倍
  • PBR(実績):1.44倍
  • 配当利回り(会社予想):3.09%

単元株数は100株のため、100株を買うのに必要な金額は1万7,450円(手数料等を除く)です。

同社は2023年7月1日に1株を25株に分割しており、2026年の年初来高値181円(10月23日)で計算しても、100株は1万8,100円です。

成長投資枠の残りが数万円という場合でも、100株単位で調整しやすい価格帯です。

7. 2026年度の年間配当は1株5.4円の予定

同社は2026年度(2027年3月期)の年間配当を1株あたり5.4円と予定しています。前年度から0.1円の増配で、実現すれば16期連続の増配となります。

100株を保有した場合の年間配当は540円です。NISA口座で受け取れば、本来かかる約20%の税金がかからず、540円をそのまま受け取れます。

なお、同社は11月4日に決算発表を予定しています。配当予想が変更される可能性もあるため、決算発表後の内容をあわせて確認してください。

8. NISAで個別株を買うときの落とし穴

8.1 配当は「株式数比例配分方式」でないと課税される

NISA口座で買った株の配当を非課税で受け取るには、配当の受け取り方法を「株式数比例配分方式」(証券会社の口座で配当を受け取る方式)にしておく必要があります。

「配当金領収証方式」や「登録配当金受領口座方式」などを選んでいると、NISA口座の株でも配当に課税され、確定申告をしても還付されません。

この設定は、保有銘柄の配当の基準日までに済ませておく必要があります。手続きにかかる日数は証券会社によって異なるため、早めに確認しておきましょう。

8.2 1株から買えるかは証券会社しだい

100株に満たない株数で買える「単元未満株」のサービスを、NISA口座でも使えるかどうかは証券会社によって異なります。1株単位で買えれば、残りの枠をより細かく埋めることもできますが、取り扱いがない証券会社もあるため、事前に確認してください。

8.3 1社に集中するリスクは残る

少額で買えることや配当の実績は、あくまで判断材料のひとつです。個別株は1社の業績や株価の動きの影響を直接受けるため、年末の枠埋めのつもりで買った株が値下がりする可能性もあります。NISA口座では、損失が出ても他の口座の利益と相殺(損益通算)できない点にも注意が必要です。

9. まとめ

新NISAの年間投資枠は繰り越せないため、年末に残りの枠が気になるのは自然なことです。ただ、総枠の1,800万円は来年以降も使えるため、「使い切らなければ損」というわけではありません。

少額で買えるNTT株は、余った端数の枠を埋める選択肢のひとつになります。一方で、11月4日の決算発表を控えているため、配当予想や業績の内容を確認してから判断しても、12月28日の締切までには時間があります。

枠を埋めるかどうかを決める前に、まずは配当の受け取り方の設定と、利用している証券会社の年内の締切日を確認しておきましょう。

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトを確認してください

参考資料

高原 祥子