3. 預金1500万円の預け方で、守られる額はどう変わる?1行は1000万円まで、2行に分けるか決済用預金を使うと1500万円すべて
3つの預け方で、守られる元本と利息の違いを比べます。
- 【1つの銀行に1500万円】守られる元本1000万円(500万円は守られない可能性)
- 【2つの銀行に750万円ずつ】守られる元本1500万円(利息は決済用預金のような減りはなし)
- 【一部を決済用預金に】守られる元本1500万円(決済用500万円分の利息は年約1万7000円減る)
銀行を分けると、口座の管理が増えます。決済用預金は、口座の数が増えない代わりに、利息がつきません。
4. ゆうちょ銀行には、いくらまで預けられる?通常貯金1300万円、定期性貯金1300万円が上限
ゆうちょ銀行の公式ページでは、預入限度額は、お一人様、通常貯金1300万円、定期性貯金1300万円と案内されています。財産形成定額貯金などは、定期性貯金とは別枠で、550万円まで預けられます。
- 【通常貯金】1300万円
- 【定期性貯金】1300万円(平成19年10月1日以降の預入分と、平成19年9月30日までの郵便貯金を合算)
- 【財産形成貯金】定期性貯金とは別枠で550万円まで
預入限度額が1300万円でも、預金保険で保護されるのは、元本1000万円までです。限度額と、保護の範囲は、別の話です。
5. 【元FP会社職員の視点】検証:預金が1000万円を超えたら、保護の範囲と利息の両方で考える
試算では、預金1500万円を1つの銀行に置くと、500万円が守られない可能性があります。2行に分けるか、決済用預金を使えば、1500万円すべてが保護されます。確認するポイントは3つあります。
- 1つ目は、預金の合計額です。同じ金融機関の口座は合算されるため、複数の口座があっても、合計で1000万円を超えないかを見ます。
- 2つ目は、使い道です。生活費の口座など、すぐ使うお金は決済用預金にする方法もあります。ただし、利息はつきません。
- 3つ目は、管理の手間です。銀行を分けると、口座が増えます。通帳やキャッシュカードを、家族が分かる形で整理しておきます。
ただし、実際の預け入れは、金融機関の商品や金利によって異なります。ここで示した利息の差は、日本銀行の平均金利を使った目安にとどまります。
まずは、いま預けている金融機関ごとの預金の合計を、書き出してみましょう。1000万円を超える金融機関があれば、分けるか決済用預金にするかを、考えてみてはいかがでしょうか。
6. まとめ
預金保険で保護されるのは、1金融機関ごとに、元本1000万円までです。預金1500万円を1つの銀行に置くと、500万円が守られない可能性があります。
2行に分けるか、一部を決済用預金にすれば、1500万円すべてが保護の範囲内です。最新の内容は預金保険機構や金融機関の案内で確認してください。
※本記事の試算は一定の前提に基づく概算です。金利や制度は変わる場合があります。最新の情報は預金保険機構や各金融機関でご確認ください。
参考資料
下村 美乃莉