NISAのつみたて投資枠で、毎月コツコツ積み立てようと考えたとき、「株を買えばいいのか、ETFなのか、投資信託なのか」と迷う方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、つみたて投資枠で個別の株は買えません。対象になっているのは、金融庁の基準を満たした投資信託とETF(上場投資信託)だけで、2026年10月23日時点で377本です。

そのうえで、投資信託とETFは、買える場所や値段の決まり方、手数料のかかり方が違います。

この記事では、つみたて投資枠で買える商品の内訳と、投資信託とETFの違い、信託報酬の平均、選ぶ前に確認しておきたいポイントを、金融庁の資料をもとに整理します。

1. つみたて投資枠で買えるのは投資信託とETFだけ。個別株は買えない

つみたて投資枠の対象は、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託です。まずは、どのような商品が何本あるのかを確認しましょう。

つみたて投資枠で買えるのは377本、個別株はゼロ1/3

つみたて投資枠で買えるのは377本、個別株はゼロ

出所:金融庁「つみたて投資枠対象商品」をもとにLIMO編集部作成

1.1 対象は377本、投資信託366本とETF11本

2026年10月23日時点で、つみたて投資枠の対象商品は377本です。内訳は次のとおりです。

  • 投資信託(株式型):201本(国内67本、内外37本、海外97本)
  • 投資信託(資産複合型):165本(国内6本、内外156本、海外3本)
  • ETF:11本(国内5本、海外6本)

資産複合型は、株式だけでなく債券なども組み合わせた、いわゆるバランス型の投資信託です。「内外」は、国内と海外の両方に投資するものを指します。

1.2 個別株を買いたいなら成長投資枠で

上場している個別の株式は、つみたて投資枠の対象ではありません。個別株を買いたい場合は、成長投資枠(年間投資枠240万円)を使います。

つみたて投資枠と成長投資枠は併用できるため、「つみたて投資枠では投資信託を積み立て、成長投資枠で個別株を買う」という使い分けも可能です。