海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。
今回ご紹介するのは、海外で動物保護をしているStray Rescue of St.Louis OfficialさんのYouTubeアカウント@StrayRescueOfficialの投稿。
今回は、路地で倒れていた子犬を救助した直後、近くで衰弱した成犬も保護され、それぞれが必要な治療とケアを受けている様子を動画で紹介してくださっています。
執筆時点で1万7600回再生、約1760件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護の年収についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【同日に救助された2匹の犬】親切な人の通報でそれぞれに必要なケアを受けられることに
海外のSNSで、同じ日に相次いで救助された2匹の犬「コスモ」と「スターライト」の様子が紹介され話題となっています。
最初に保護されたのは、路地の真ん中で倒れていた子犬のコスモ。発見時には体中をノミが這い、歯ぐきも真っ白になるほど重い貧血状態でした。
その直後、道路脇にひどく痩せた犬がいるとの連絡が入り、投稿者さんはコスモを乗せたまま現場へ。そこで保護されたスターライトもノミに覆われ、体にはモーターオイルが付着していました。
2. 【救急医療施設で治療を受ける子犬】「コスモ」と「スターライト」にそれぞれ必要なケア
コスモは、保護後に受けたパルボウイルスと腸閉塞の検査はいずれも陰性でしたが、24時間体制の救急医療施設へ移され、保温管理や輸血などの治療を受けることになったといいます。
スターライトはシャンプーやノミの駆除を受けたほか、ひどく痩せた体に負担をかけないよう、食事を少しずつ再開するケアが行われています。
現在は、それぞれの状態に合わせたケアが続けられているそうです。
ネット上では、コスモとスターライトを相次いで救助した投稿者さんへの感謝の声が多く寄せられたほか、異変に気づいて通報した人たちへの感謝や、2匹の回復と今後の幸せを願う声も相次ぎました。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
3. 著者からの一言コメント
大切なのは、ノミがついてから駆除するのではなく、寄生させないための予防を続けることです。一般的には、動物病院で処方されるノミ予防薬を定期的に使用し、冬を含めて一年を通して予防することが勧められています。また、日頃のシャンプーやブラッシングで皮膚の状態を確認することも、ノミに気づくきっかけになります。
今回保護されたコスモには、体中に多数のノミが寄生しており、重い貧血のため輸血が必要な状態でした。愛犬をこうした事態から守るためにも、ノミ予防薬を定期的に使うことを習慣にし、日頃から皮膚や被毛の変化にも目を向けてあげてくださいね。
4. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。
ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。
同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。
ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。
参考資料
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「獣医師」
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「動物看護」
- 一般社団法人 日本動物看護職協会「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」
- @StrayRescueOfficial
小泉 柚乃


