4. 子どもが自分でマイナ保険証の受付ができないときは、親などの代理人が子どものカードで暗証番号を入力する
保護者が子どもを連れて行く場面についても、厚生労働省のよくある質問に書かれています。
4.1 顔認証付きカードリーダーを子どもが操作できないとき(Q29)
子どもが窓口で本人確認をするのが難しい場合は、親などの代理人が、子どものマイナンバーカードをカードリーダーに置き、暗証番号を入力することで、本人確認ができます。待合スペースにいる子どもの顔とカードの写真を、職員が目で見て確認する「目視確認モード」も使えるとされています。
4.2 15歳未満は、原則スマートフォンのマイナ保険証を使えない(Q21)
子どものマイナ保険証を、親のスマートフォンに追加することはできません。スマートフォンには、1台につき1人のマイナンバーカードしか追加できないためです。15歳未満の人も、原則としてスマートフォンのマイナンバーカードは使えません。
4.3 「資格情報のお知らせ」だけで受診できるのは、学校行事や園の特例のとき
厚生労働省のよくある質問(Q36)では、「資格情報のお知らせ」は、受付がうまくいかなかったときに、マイナンバーカードと一緒に出す書類と説明されています。お知らせだけでは、保険診療を受けられないとも書かれています。
一方、この記事の前半で見た学校行事や園の場面は、事務連絡による特例で、お知らせまたはその写しを出せば、マイナ保険証の提示は不要とされています。通常の受診と、学校行事・園の場面では、扱いが違う点に注意してください。
5. 【確認したいこと】出発前・預ける前に、3つを確かめる
- 学校や園の案内が、何を持たせる・預けるよう求めているか
- 手元に、PDFの印刷物・資格情報のお知らせ・資格確認書のうち、どれがあるか
- 加入先の保険者が変わっていないか(変わっていれば、新しい書類にする)
6. まとめ
修学旅行や部活の遠征で、子どもにマイナ保険証の本体を持たせるのが難しいときは、マイナポータルのPDF、資格情報のお知らせ、資格確認書のいずれかで、保険診療を受けられます。保育園などでも、同じ3つを園が預かる方法があります。保護者が連れて行くときは、マイナ保険証を出します。
どれも出せないときは、いったん全額(10割)を払うことになります。学校や園の案内に従いつつ、事前に書類を1つ決めておくと安心です。※本記事は、編集部が厚生労働省の公表する公式の最新一次資料を直接確認の上、執筆・検証しています。
参考資料
- 厚生労働省『マイナンバーカードの健康保険証利用についてよくある質問』
- 厚生労働省『健康保険証の廃止に伴う修学旅行等の学校行事や部活動の合宿・遠征等における児童生徒本人の被保険者資格の確認方法について』の一部改正について(周知)』
齊藤 慧