3. ゆうちょ銀行の貯金全体は1年で4兆3519億円減り、6月末までの3か月では1481億円増えた

貯金全体の残高は、2025年3月末の190兆4650億円から、2026年3月末には186兆1130億円になりました。1年で4兆3519億円の減少です。

2026年6月末までの3か月では、1481億円増えて186兆2612億円になっています。

3.1 通常貯金等は6月末までの3か月で7897億円増えた

通常貯金等は、2026年3月末までの1年では5413億円減りましたが、6月末までの3か月では7897億円増えています。振替貯金も同じ3か月で4918億円増えました。

3か月の数字は1年の数字と期間が違うため、並べるときは年度末どうし、四半期末どうしで比べると読み違えにくくなります。

4. ゆうちょ銀行の決算資料の「通常貯金等」には特別貯金も含まれる

決算資料の貯金の区分は、店頭で目にする商品名と少しずれています。注記に書かれている主な点は次のとおりです。

  • 通常貯金等は、通常貯金と特別貯金(通常郵便貯金相当)を合わせた額
  • 特別貯金には、郵政管理・支援機構が日本郵政公社から引き継いだ定額郵便貯金などで、満期となったものが含まれる
  • 定額貯金は銀行法施行規則の「その他の預金」に相当するが、決算資料では定期性預金に含めている
  • 金額は単位未満を切り捨てて表示しているため、合計が合わないことがある

注記の定義どおりに読むと、民営化の前に預けた定額郵便貯金などで満期となったものは、定額貯金ではなく通常貯金等の特別貯金に含まれています。

5. 11月9日にゆうちょ銀行の通常貯金の金利が改定され、11月13日に中間決算が発表される

ゆうちょ銀行は11月9日に、通常貯金の金利を年0.400%から年0.500%へ引き上げます。定期性貯金も引き上げが予定されていますが、改定後の金利と時期は10月26日時点で発表されていません。

IRカレンダーでは、2027年3月期の中間決算の発表は2026年11月13日です。8月7日の第1四半期の決算説明資料には、6月末の種類別残高が載っていました。

5.1 自分の貯金を種類ごとに書き出しておく

金利の改定にあわせて預け先を見直すなら、まず自分のゆうちょ銀行の貯金を種類ごとに書き出しておくと整理しやすくなります。

  • 通常貯金の残高
  • 定額貯金の口数と、それぞれの預入日・金利
  • 定期貯金の満期日と金利

定額貯金と定期貯金は、預けた日の金利が満期まで続きます。満期や預入日が近いものから順に並べておくと、新しい金利が発表されたときに比べやすくなります。

6. まとめ

ゆうちょ銀行の貯金残高は2026年6月末に186兆2612億円で、通常貯金等が60.79%、定額貯金が26.44%を占めます。定額貯金は2026年3月末までの1年で5兆1614億円減り、定期貯金は1兆6885億円増えました。

11月9日には通常貯金の金利が年0.500%に上がり、11月13日には中間決算が発表される予定です。自分の貯金の種類と金利を書き出しておくと、改定の発表を受けて預け先を考えるときの材料になります。

参考資料

鶴田 綾