できることなら、良く思われたい…そう思うのは、人として当たり前かもしれません。誰しもが、嫌われることを前提として人と接することはないでしょう。その相手が、大事な旦那様の家族であれば、なおのこと。

良い嫁・可愛い嫁として、末永くお付き合いを続けていきたいと、頑張ってしまうこともあるでしょう。ですが、その頑張りはあなたを無理させていませんか?あなた自身が笑顔になれないのであれば、今一度、その関係性を見直してみてはいかがでしょうか。

今回は、可愛い嫁という仮面を外そうと思ったきっかけとなるエピソードをいくつかご紹介します。

同居を考えていたけれど…

「主人は4人兄弟の末っ子です。上にお兄さんもいますが、何故か結婚する時すでに『将来は末っ子夫婦と同居』することがお義母さんの中で決まっていました。4人の中で誰かがお世話しなければいけないなら…と思い、私も特に深く考えず、『そのうちお義母さんと同居するんだな』なんて思っていたんです。

将来的に同居するなら、なるべく円満な関係を築きたいと思って接していましたが、そろそろ我慢も限界に達しそうです。というのも、お義母さんはかなりの気分屋。『あんた(嫁の私)と話してる方が、実の娘達と話しているより気が楽』と言いながら、1週間後には『やっぱり次女のところに世話になろうかね』と言ってきたりします。

同居に際して住む家も『ゆっくり探せばいいから』と言っていたかと思えば『まだ準備できないんか?!』と言い出す始末。そんなお菓子を買うようにポンッと買えるものでもないのに…。他の3人のお義兄さん・お義姉さん達が同居したがらないのも頷けました。もうお義母さんに好かれる必要も無いのではないか…と思っています。」

実の子どもには敵わない

「男2人兄弟の長男に嫁いだ私を、義母は『本当の娘ができたみたい』と、大変喜んで受け入れてくれました。2人でランチに出掛けたり、お互いの誕生日にはプレゼントを贈り合ったりと、とても仲良くしていたんです。私も『良いところにお嫁に来たな』なんて思って、とても嬉しかったんです。

ある日、夫の女性問題が発覚。激しい夫婦げんかになり、私は義母に相談しました。義母を心から信頼していたからこそ相談したのですが、返ってきた義母の言葉は『あなた、息子を信用できないの?』でした。

その時の義母の蔑むような視線と言葉は、忘れられません。いくら仲良くなったと思っても、実の息子にはかなわないことを痛感しました。」

遠慮せずに…と言われていたけれど。