2019年11月5日に開催された、株式会社ベネッセホールディングス2020年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお届けします。IR資料

スピーカー:株式会社ベネッセホールディングス 代表取締役社長 安達保 氏
株式会社ベネッセホールディングス 代表取締役副社長 小林仁 氏

上期の総括

安達保氏(以下、安達):大変お忙しいなか、お集まりいただきまして、ありがとうございます。それでは、2020年3月期第2四半期決算説明会を始めたいと思います。

まず最初に、上期の総括ということで話をしますと、対前年で増収増益になっております。また、今年度にいろいろ挙げております計画は、着実に実行しております。

1点目として、「進研ゼミ」ですが、今年5月の決算説明会時に、戦略として「会員数成長よりも利益の成長を重視したかたちに転換する」というお話をしましたが、その戦略に基づいて実行しております。

2点目として、学校向けの教育事業、また学習塾事業については極めて順調に拡大しております。

3点目ですが、今年は変革していかなければいけないということで、中国のこどもちゃれんじ事業、ベルリッツの改革についても着実に推進しております。

4点目は介護・保育事業ですが、例年どおり、極めて順調に推移しております。

細かいお話に入る前に、先週発表がありました大学入学共通テストにおける英語民間検定試験の延期についてお話しします。ニュース等で大変話題になっておりますのでご関心も高いと思っておりますが、ベネッセとしては、来年の実現に向けて周到に準備を進めておりました。しかし、先週の発表で延期ということで、極めて残念に思っている次第です。

しかしながら、英語教育、あるいはこの(英語)4技能の能力アップによるグローバルな人材を育てていくということは、我々にとって変わらない、また日本全体にとって大きなテーマだと思っております。ベネッセとしては、引き続きこの分野に貢献していくという前向きな姿勢で取り組んでいくつもりでおります。

【実績】第2四半期ハイライト

それでは、業績のハイライトについてお話しします。売上高については昨年度比で4.6パーセント増加しまして、2,247億円となっております。営業利益については68.8パーセント増加の146億円、経常利益については89.2パーセント増加の129億円、純利益については176.7パーセント増加の83億円となっております。

【実績】第2四半期:国内教育

各事業セグメントごとの状況をお話しします。国内教育ですが、(売上高は)昨年度比8.1パーセントの増収です。営業利益は95.7パーセントの増益となっております。

売上高の増収についてですが、「進研ゼミ」の増収が23億円、学校向け教育事業や、今年1月にClassiとEDUCOMを連結子会社化したことの増収が35億円です。また、学習塾事業、英語事業等で17億円の増収となっております。

一方の営業利益ですが、「進研ゼミ」の増収による増益、販売費減等で34億円ほど増えております。また学校向け教育事業、学習塾事業等では、先ほど申し上げた増収による増益で10億円増えています。

【実績】第2四半期:グローバルこどもちゃれんじ

次に、グローバルこどもちゃれんじ事業です。売上高は対前年2.7パーセント増収ですが、営業利益は1.4パーセントの減益となっております。

増減内訳についてですが、日本、海外の両方とも受講費を改定しており、その影響で売上増が実現できておりますが、一方で為替のマイナス影響も出てこの結果になっています。

営業利益については、若干の減ですがほぼ横ばいです。日本での増収による増益がありましたが、販売費増でマイナス1億円となりました。

また海外は、中国での増収増益があり、プラス1億円でした。一方で、為替の影響もありました。

【実績】第2四半期:介護・保育

介護・保育ですが、極めて堅調に推移しております。売上高は対前年5.6パーセントの増収です。営業利益は9.4パーセントの増益です。

増収の理由は、ホームの延べ入居者数が増加していることで、32億円増えております。また営業利益も、増収による増益で4億円増という状況になっております。

【実績】第2四半期:ベルリッツ

「ベルリッツ」についてですが、売上高は対前年6.3パーセントの減収、営業利益は3億円の赤字縮小となっております。

減収の内訳についてです。語学教室の事業では、積極的にフランチャイズ化を進めており、北欧4ヶ国のフランチャイズ化を実現したことや、ELSの売上が若干減ったことで8億円の減収です。加えて、為替のマイナス影響が出ております。

一方の営業利益は、減収による減益がありましたが、教室閉鎖により固定費を削減しておりまして、赤字幅は減っている状況です。

【見通し】2019年度 ハイライト

今年度の見通しですが、今年5月10日に発表しました見通しからの変更はございません。売上高は前年比4.5パーセント増の4,590億円、営業利益は23.1パーセント増の200億円です。

また経常利益は31.7パーセント増の160億円、純利益は93.8パーセント増の95億円を予定しております。

続きまして、今後の戦略ですが、国内教育事業、グローバルこどもちゃれんじ事業については小林からご説明申し上げます。

「進研ゼミ」10月会員数(国内)

小林仁氏:それでは私から、国内教育およびグローバルこどもちゃれんじについてお話しいたします。

まず、「進研ゼミ」です。日本の「こどもちゃれんじ」を含んでおりますが、10月の会員数はトータルで235万人となり、残念ながら前年同期を下回る結果になっております。

在籍はそのような状況ですが、とくに8月の新規販売を含めて、非効率な新規販売をかなり抑制しました。利益をしっかり伸ばしていくという計画のなかで、このような結果になっております。

「進研ゼミ」トピックス

トピックスです。今お話しした在籍数に関する説明にもつながるわけですが、夏の新規入会の苦戦があったものの、おおむね計画どおりで進捗しました。

営業利益は、計画どおり前年から大幅にプラスとなっております。主に4月の価格改定による増益および非効率な新規販売の抑制により大幅な営業利益のプラスとなっております。

「進研ゼミ」については、継続と新規のお話がありますが、価格改定を行ったものの、平均継続率は非常に堅調に推移しております。

前半は学年によって良かったり悪かったりしたことも事実ですが、この10月、11月あるいは12月で継続率が非常に安定して回復してきていると思っております。

先ほども少しお話しましたが、8月の夏の新規入会者数は対前年でマイナスでした。とくに昨年は8月に1ヶ月キャンペーンを行っておりましたが、今年は廃止して販売費をかなり抑えました。

4月にも1ヶ月キャンペーンを実施したのですが、そのキャンペーンは単年度利益に貢献します。しかし8月の1ヶ月キャンペーンは、とくに下の学年ほど短期的には利益貢献しないこともあり、今年はかなり調整しながら今日に至っております。

高校講座のデジタル化推進

今年5月の(通期の)決算発表で、高校講座のデジタル化の推進についてお話をしました。昨年までは紙の教材をデジタルで補完する学び方だったのですが、4月からはスマホファーストということで、スマホで学んで、必要なところを紙でより深く学んでいく方法に変えたわけです。

したがって、教材の点数もかなり減ったかたちでスタートしました。(スライドの)右側にその結果が出ておりますが、活用率が非常に上がっています。昨年の同時期から10パーセントも活用率が上がり、継続率もプラスになっています。

中学講座については、まだ高校講座ほど変革が進んでおりませんが、来年度以降、高校講座と同じように学びやすさを追求しながらしっかり進めていくことを考えています。

各講座の商品強化ポイント

来年4月に向けて、各講座で何を考えているのかについてです。高校講座は、思考力・判断力・表現力の養成に向けた記述問題がありますので、赤ペン等を通じてしっかり個別指導を強化していきます。

また学校別のマーケティングを今年からかなり取り入れております。学校別に、その学校の情報を生徒にお届けしていくことで、継続率が上がってきていきます。身近に感じてもらえることが(継続率の向上につながるということが)見えてきておりますので、さらに学校数を増やしていこうと考えております。

中学講座は、デジタル化をさらに推進し、なおかつ使いやすさを向上することを徹底して進めていこうと思います。アダプティブな学習カリキュラムということで、より個別に会員一人ひとりに向けたカリキュラムを提案できるようデジタルの中で工夫をしていこうと思っています。

小学講座についてです。小学校では英語が5年生と6年生で教科化、3年生と4年生で必修化になり、非常に大きな変化がございます。また、プログラミング教育も入ってきますので、このあたりをしっかり対応していくことを中心に進めていこうと思っております。

(スライドの)一番下に書いておりますが、「進研ゼミ」にとって非常に重要なKPIは、今の会員さまが来年4月以降に続けられるかどうかであり、コース登録ではかっています。ご予約をしていただくのですが、現状では過去最高でスタートが切れています。

このような新しい商品をご紹介することで、次年度以降の継続意向をお伺いするというところで、今は非常によいスタートを切っています。

学校向け教育

学校向け教育事業についてお話しします。学校支援から大学・社会人まで、非常に幅広い領域において、ポートフォリオを意識しながら事業拡大をしております。

(スライドの)一番上の学校支援については、「進研模試」や「Classi」が中心です。「Classi」の採用校は対前年で400校増加の2,500校です。

先ほど安達からもありましたが、昨年グループ入りしてもらった「EDUCOM」は小中学校向け校務支援で、こちらも採用校は7,500校となっています。

また「GTEC」についてです。2020年度の大学入学共通テストにおける英語民間検定試験の実施は見送られましたが、「GTEC」そのものは学校のなかで使っていただくということで、昨年度は126万人に受けていただきました。こちらは、対前年23万人のプラスとなっています。

大学・社会人(支援について)は、「Benesse i-Career」と「進研アド」という会社を中心に事業を行っています。

大学・社会人教育

こちらもトピックスになります。ベネッセでは、大学・社会人教育サービスを提供していこうということで、世界最大級のオンライン学習プラットフォーム「Udemy」と2015年に提携をしました。社会人領域の学びへの新しいサービスのあり方を提供し、本格化していこうということで展開しているところです。

「Udemy」そのものは、世界190ヶ国以上で4,000万人以上が利用しているプラットフォームです。現在、我々が何をしているかと言うと、主に法人の研修向けに使っていただこうということで、今年度から本格的にサービスをスタートしました。

4ヶ月で50社以上の採用が決まっており、かなり使い勝手のいい研修システムとして各社に採用いただいています。

(その他の)トピックスですが、第16回 日本e-Learning大賞「経済産業大臣賞」「日本電子出版協会会長賞」(をダブル受賞)ということで、「Udemy」の学びのシステムそのものは世の中でもご評価をいただいており、これをしっかり伸ばしていこうと考えています。

学習塾・英語①

学習塾・英語についてです。英語は、小学生、あるいは小学生になる前の英語教室と考えていただければと思いますが、英語教室と学習塾事業は、非常に順調に拡大しています。また、「クラスベネッセ」も順調に拡大しています。

英語については、BE studioという会社で事業を展開していますが、(在籍数が)2.5万人で、ここに通うお子さまは昨年度から9.1パーセント増えています。

また、グループ塾は4社ありますが、こちらも順調に拡大しており、4社の売上の合計は対前年3パーセント増です。少子化のなか、すべての塾が順調ではなく、苦労している塾もたくさんあるなかで、私どものグループ塾は(昨年度から)3パーセントの伸びで進んでいるということです。

「クラスベネッセ」は今、教室数が59教室で、対昨年で22教室増やしています。在籍数も4,135人で、1年前から比べると32パーセントと、こちらも「進研ゼミ」と連動する塾として、しっかりと伸ばしていきたいと思っています。

学習塾・英語②

「クラスベネッセ」でどのようなことを行っているかについてです。基本は「進研ゼミ」を教材に自ら学ぶことを、しっかりコーチングして伸ばしていこうという塾ですが、通っているお客さま一人ひとりの状態を、しっかりとシステムの中で追わせていただきながら個別支援をしていくということで、今年から「Class Benesse LEARNING SYSTEM」を導入しています。

(スライドの)右側に主な機能を書いていますが、個人別の成績、進捗管理、単元別あるいは復習動画の配信、そして生徒さま一人ひとりに対するコーチ同士の情報共有、成績データ分析等々ということで、このシステムを導入することで、より一人ひとりの生徒さまに合わせた学習をアダプティブに展開していくことを支援するシステムとして、今年度から導入をしています。

グローバルこどもちゃれんじ

私からは最後になりますが、グローバルこどもちゃれんじについてです。ここでは主に、中国のことをお話しさせていただきたいと思います。

冒頭に安達からも、変革をしっかり進めていく事業として紹介がありましたが、中国の「こどもちゃれんじ」事業の成長加速に向けた改革を実行中です。

(スライドの)左側に商品を書いていますが、まずは商品を中国のニーズにしっかり合わせて変えていこうということです。一番下のラインは月齢版と言いまして、こちらは2018年度に改訂しました。その結果はどうかと言うと、対前年で6.6パーセント伸びています。必要な商品を改訂することで、役立ち度を上げていった結果だと思っています。

そして、今年9月に月齢版の次のラインとして、幼幼版、その次が快楽版、その次が成長版ということで、一気に3ラインの商品改革を行いました。

この部分は、新規の入会にはそんなに影響するわけではありません。今の中国での事業の大きな課題は、年齢が上にいけばいくほど継続率が非常に厳しくなるという問題がございます。この新しい商品で活用度を上げ、月々の継続率をしっかり上げていくためにリニューアルを進めています。

結果はまだまだこれから出てくるわけですが、商品満足度のアンケートでは非常に(満足度が)高いということで、このような活動をしっかりと進めていきたいと思います。

また(スライドの)右側に販売戦略を書いています。これも、中国のこどもちゃれんじについてご紹介するときに、「ECにしっかりと取り組んでいきます」というお話を差し上げていました。

入会におけるEC比率は、昨年度の7パーセントから、今年度は13パーセントまで伸ばします。とくに、11月11日にはアリババの「独身の日」があるわけですが、昨年度は我々も参加させていただき、非常に大きな数字を上げたわけです。

今年度は、ただそこで講座を販売するだけでなく、ECチャネルに非常に乗りやすい商品ということで、(スライドの)左側の「しまじろうのAIスピーカー」をきっかけにしながら、講座(の販売)にしっかりつなげていくことに新しく取り組んでいます。

また、(中国に)テンセントという会社がありますが、映像アプリなどが非常に強い会社です。「こどもちゃれんじ」は、日本の場合はDVDで映像を見ていただくことで教材活用をより推進していきますが、中国の場合はDVDという文化がないため、なかなか映像を使って教材活用を促進していくことが難しい状況でした。

そこで今回は、テンセントの映像アプリで、DVDではない映像提供のあり方を強化しています。そのような意味では、こうしたものを使いながら教材の活用度をさらに上げていくという状況が見えてきたところです。

私からは以上となります。

介護・保育①

安達:続きまして、介護・保育事業についてご説明します。介護・保育については、今まで「ハイエンドホームを強化していく」「高入居率を維持していく」という戦略を取ってきていますが、引き続き、着実に実行していくということで進めています。

ホームについては、「毎年、10ホーム程度の新しいホームを設立する」ということで進めていますが、対前年で増えたホームが9ホームです。増えた9ホームのうち、ハイエンドホームが5ホームとなっています。地域的にも、今までは東京を中心にハイエンドホームを展開していましたが、関西の芦屋や埼玉の浦和にも、ハイエンドホームを新しく作っています。

次に、これもずっと言っているお話ですが、サービスの差別化による高入居率維持ということです。今年の1つのトピックとしては、介護・保育の両方でグッドデザイン賞を受賞しています。

介護ホームについては、鎌倉にあります「グランダ稲村ケ崎 鎌倉碧邸」です。また保育は「ベネッセメソッド」で、長年ベネッセが培ってきた保育のさまざまなノウハウを1冊の本にしています。

(スライドの)右側にあるのが、『その子の宇宙が拡がり続けるためのことば』です。我々のスタッフが非常に心を込めて、毎日保育園で活動をしているノウハウをご紹介をした内容になっています。

介護・保育②

もう1つ、介護・保育の非常に大きなテーマは人事制度改定です。昨年・今年前半と、退職率が少し上がっている状態でしたが、人事制度改定をして処遇改善を行いました。また人材の育成強化も着実に実施しております。

今年10月に介護職員の処遇改善と新しい人事制度改定を行っており、年間の投資額として14億円をかけて処遇改善をしていきます。具体的な内容は(スライドに)書いておりますが、正社員の介護職員の介護福祉手当を増額するというものです。また、専門資格制度も新設しました。

(スライドの)右側にありますように、介護福祉士のリーダー職の84パーセントが、所得が500万円以上です。またリーダー職以外の方についても、97パーセントが(所得が)440万円以上ということで、業界のなかでは極めて高い水準になっております。

ベルリッツ①

「ベルリッツ」についてお話をします。今年はリストラクチャリングの最終年ということで、今年5月の(通期の)決算発表のときにお話をしておりますが、追加のリストラクチャリングを実行しております。

まず、収益があまり上がらない国や、「ベルリッツ」本体であまりマネジメントに手間をかけたくない国については、FC化を強力に進めております。また、収益が上がらない一部の国、あるいはLC(ランゲージセンター)については閉鎖を行っております。

BTSと呼んでいるのですが、語学サービス事業については北欧4ヶ国とメキシコ2拠点でFC化しました。今後、年内にさらに複数国で(FC化を)計画しております。

また、フランスでは今年7月にほぼすべてのLCを閉鎖しております。米国については、全体で33拠点ありましたが、そのうち23拠点については閉鎖するということで、先月アナウンスしております。

ELS(留学支援事業)についても、米国で9拠点閉鎖しており、また豪州も3月末に売却しております。

BTSについてですが、北米とラテンアメリカで、当初の計画どおりの売上の伸びが期待できないということで、マネジメント体制を刷新しております。そのようなことで大幅なリストラクチャリングを実施し、来年度の固定費を下げて利益をしっかり出していくということを実行に移しております。

ベルリッツ②

一方、「ベルリッツ2.0」ですが、この導入に向けて着実に進めております。先月後半にベルリッツの全世界のフランチャイジーを集めた大会がありまして、そこで「ベルリッツ2.0」の発表がありました。私もそこで現物を見てきましたが、極めて新しい商品ができたと考えております。

グローバルの顧客ニーズを満たす、まったく新しい顧客体験が実現できると考えております。後ほどご参考にビデオをご覧いただきますが、まったく新しい学習プラットフォームができてきております。

そのうえで、(スライドに)「フレキシビリティの向上」と書いておりますが、お客さまが自分のスケジュールをスマホで管理したり、あるいは学習履歴の活用をちゃんと見ることができるようになっています。

また、オンラインの授業がスタートしますし、自学自習できるサービスもできておりますので、自分がやりたい自習スタイルで語学が勉強できるという体制が整っております。

さらに、新たにCRM・ERPを導入しており、いわゆる業務遂行にあたっての生産性・利便性が大幅に向上する見込みです。また先ほど申し上げましたように、教室だけではなく、オンラインや自習といったコースができますので、それをあわせることによって新しいフレキシブルな価格体系を導入できます。

今まで、「ベルリッツはなかなかいいサービスだが、非常に価格が高くて手が出ない」というお客さまがいらっしゃいましたが、そのような方にも使っていただくことで、顧客が拡大することを見込んでいるわけです。それでは、(ベルリッツ2.0についての)ビデオを流します。

(動画が流れる)

このビデオ自体はホームページに載せるつもりでおりますので、ご興味のある方はご覧いただければと思っておりますが、こうしたことをフランチャイジーの大会で発表しました。

「ベルリッツ」は長い間、ほとんど進歩がなかったなかでフランチャイジーが非常に不満に思っていたのですが、今回の発表で、このような新しいものが「ベルリッツ」からできて、みんなは「非常にわくわくする」「本当に素晴らしい」ということで、評判は非常によい状況です。

ただし、今後の課題としては、非常に新しいものであるがゆえに、実際に現場でインプリメンテーション、使いこなしていくのが非常に大きなテーマと思っております。

年末から来年にかけて導入していきますが、この効果が出てくるのは来年の後半、あるいは再来年になってくると思っております。「ベルリッツ」は非常に業績が悪いということでご心配をおかけしておりますが、着実に進歩している状況です。

次なる成長にむけて

全体の説明は以上です。今年は事業環境の変化を受け、中期的な成長に向けて本格的な改革、変革をしていこうということで、スピード感を持って実行しているということです。

以上で、我々からのご説明を終わりにしたいと思います。

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