2027年1月から、0歳から17歳の子どももNISAのつみたて投資枠を使えるようになります。児童手当を子ども名義で積み立てようと考えている方もいるのではないでしょうか。
ただ、生まれたときから18年間積み立てられるのは、2027年以降に生まれる子どもです。すでに生まれている子どもは、こどもNISAを使える期間がその分だけ短くなります。
この記事では、2027年1月時点で3歳・6歳・10歳の子どもが児童手当を積み立てた場合に、18歳でいくらになるかを試算します。
1. こどもNISAは2027年1月から、年60万円・合計600万円まで
金融庁によると、2027年1月からNISAのつみたて投資枠の年齢要件がなくなり、0歳から17歳の未成年者もNISA口座を開設できるようになります。この改正を含む法律は、2026年3月31日に成立しています。
- 年間投資枠:60万円
- 非課税保有限度額:600万円
- 使える枠:つみたて投資枠のみ(成長投資枠は使えない)
使えるのはつみたて投資枠だけなので、まとまったお金を一度に入れることはできません。積み立てられるのは、年60万円、月にならすと5万円までです。
また、口座を持つ子どもが0歳から17歳の間は、原則として資産を払い出せません。12歳以降は、資金の使い道が子どものためであることや、子どもが同意していることなどを条件に、親権者などが払い出せるようになります。
2. 2027年に何歳かで、こどもNISAに入れられる児童手当は変わる
こども家庭庁によると、児童手当の月額は、第1子・第2子の場合で3歳未満が1万5000円、3歳以上高校生年代までが1万円です。0歳から18歳になるまでの総額は約234万円になります。
2027年1月時点の年齢別に、それまでに受け取った児童手当と、18歳までにこれから受け取る児童手当を分けると次のとおりです。
- 3歳:これまで54万円、これから180万円
- 6歳:これまで90万円、これから144万円
- 10歳:これまで138万円、これから96万円
10歳の子どもの場合、受け取る児童手当の半分以上は、こどもNISAが始まる前に受け取り済みです。
3. これからの児童手当だけを積み立てると、18歳でいくら?
2027年1月から18歳になるまで、毎月の児童手当を全額こどもNISAで積み立て、一定の利回りで複利運用できたと仮定して計算しました。
- 3歳:年3%で約227万円、年5%で約267万円(元本180万円)
- 6歳:年3%で約173万円、年5%で約197万円(元本144万円)
- 10歳:年3%で約108万円、年5%で約118万円(元本96万円)
2027年に生まれた子どもが0歳から積み立てた場合は、年5%で約390万円です。10歳から始めると、その約3分の1にとどまります。