12月は年末の買い物や帰省、年明けの準備で出費がかさむ月です。年金で暮らしている世帯では、12月の振込額をあてにして年末年始の予定を立てる方も多いのではないでしょうか。
日本年金機構によると、年金は偶数月の15日に、前月までの2か月分がまとめて支払われます。2026年12月15日(火)に振り込まれるのは10月分と11月分で、これが2026年の最後の支払いです。
この記事では、支払われる月と「何月分か」の対応、令和8年度の年金額で見た12月15日の2か月分の振込額を確認します。
1. 12月15日(火)に振り込まれる年金は10月分と11月分
年金は毎月ではなく、2か月に1回まとめて支払われます。12月15日の振込が何月分にあたるのか、支払いの決まりから見ていきます。
1.1 年金は偶数月の15日に、前月までの2か月分が支払われる
日本年金機構の「年金はいつ支払われますか。」によると、年金は原則として年6回、偶数月の15日に支払われます。15日が土日または祝日のときは、その直前の平日に支払われます。
各支払月に支払われるのは、原則としてその前月までの2か月分です。12月の支払いに入っているのは、10月分と11月分ということになります。
- 2月:前年12月分・1月分
- 4月:2月分・3月分
- 6月:4月分・5月分
- 8月:6月分・7月分
- 10月:8月分・9月分
- 12月:10月分・11月分
1.2 12月分と1月分の年金は、2027年2月15日(月)の支払いになる
2026年12月15日は火曜日なので、前倒しにはならず、その日に振り込まれます。
12月分の年金は、12月中には支払われません。1月分とあわせて、2027年2月15日(月)に支払われます。年末年始は12月15日の振込から次の2月15日まで、2か月の間隔が空く形です。
2. 令和8年度の年金額でみる、12月15日に振り込まれる2か月分
12月15日に振り込まれる10月分・11月分は、令和8年4月分から改定された年金額で計算されます。厚生労働省が示した年金額の例をもとに、2か月分の額を確認します。
2.1 国民年金(老齢基礎年金)の満額は月7万608円、2か月分で14万1216円
厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」によると、令和8年度の国民年金(老齢基礎年金)の満額は月7万608円です。2か月分にすると14万1216円になります。
なお、昭和31年4月1日以前に生まれた方の満額は月7万408円で、2か月分では14万816円です。
2.2 標準的な夫婦の年金は月23万7279円、2か月分で47万4558円
同じ資料で、厚生年金の「標準的な夫婦」の年金額は、夫婦2人分で月23万7279円とされています。12月15日の振込では2か月分の47万4558円になる計算です。
この額は、平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)で40年間働いた場合に受け取り始める老齢厚生年金と、夫婦2人分の老齢基礎年金(満額)を合わせた給付水準です。
2.3 令和6年度末の平均年金月額は、厚生年金が15万289円、国民年金が5万9310円
実際に受け取っている額の目安として、厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」の平均年金月額も見ておきます。令和6年度末時点の数字で、令和6年度の年金額にもとづいています。
- 厚生年金(国民年金部分を含む):月15万289円(2か月分にすると30万578円)
- 国民年金(老齢基礎年金):月5万9310円(2か月分にすると11万8620円)
平均は加入していた期間や働き方の違いをならした数字で、一人ひとりの受取額には幅があります。
12月15日(火)の振込は10月分と11月分の2か月分で、令和8年度の年金額なら標準的な夫婦で47万4558円になります。次の振込は2027年2月15日(月)なので、年末年始の出費はこの2か月分の中でまかなうことになります。
自分が1回にいくら受け取るかは、日本年金機構から届く「年金振込通知書」の支払額の欄で確かめられます。
ここからは、初めての年金や亡くなった方の年金が何月分まで支払われるのか、年金振込通知書の見方、支払日が前倒しになる場合を見ていきます。