児童手当は、2か月に一度、偶数月にまとめて支給されます。12月に支給されるのは10月分と11月分で、年末年始の出費と重なる時期に受け取る家庭も多いでしょう。

児童手当はいくらで、何歳まで受け取れるのか。とくに3人目の子がいる家庭では、上の子の年齢によって金額が変わることがあり、気になっている方もいるのではないでしょうか。

同じ児童手当でも、子どもの人数や年齢の組み合わせで、受け取る金額は家庭ごとに大きく違います。平均の金額よりも、わが家の場合にいくらになるのかを知りたいという声も多いでしょう。

本記事では、こども家庭庁の資料をもとに、児童手当の金額と支給の時期を確かめます。そのうえで、3人目の注意点を家族の例で試算します。

記事の後半では、3人目が生まれたときの手続きや、一番上の子が22歳になった年度の末を過ぎたときの金額の変化も紹介します。

1. 【児童手当はいくら?何歳まで?】3歳未満は月1万5000円、第3子以降は月3万円

何歳まで受け取れるかについて、こども家庭庁の「児童手当制度のご案内」は、0歳から18歳になった日以後の最初の3月31日までの子を対象としています。高校生年代までの子を養育している方が受け取ります。

こども家庭庁の児童手当Q&Aでは、これを「高校卒業まで(18歳の誕生日後の最初の3月31日まで)」と説明しています。誕生日ではなくその後の3月31日までなので、生まれた月にかかわらず、受け取れるのは高校卒業の年度末(3月31日)までになると考えられます。

1.1 児童手当の月額(1人あたり)

1人あたりの月額は、子どもの年齢と、上から数えて何人目かで決まります。

  • 3歳未満:1万5000円(第3子以降は3万円)
  • 3歳以上高校生年代まで:1万円(第3子以降は3万円)

第3子以降は、3歳未満でも3歳以上でも、月3万円で同じです。1人目と2人目は3歳になると月1万5000円から1万円に下がりますが、3人目以降は3歳になっても月3万円のままです。

3人目以降の手当が年齢で変わらないのは、家計の計画を立てるうえでは分かりやすい点といえるでしょう。そのぶん、金額が変わるのは数え方が変わるときだと覚えておくとよさそうです。

1.2 支給日は偶数月、前の月までの2か月分

こども家庭庁の「児童手当制度のご案内」によると、支給は2月・4月・6月・8月・10月・12月の年6回です。それぞれ、前の月までの2か月分がまとめて支給されます。たとえば6月の支給日には、4月分と5月分が支給されます。

月額だけを見ていると、振り込まれる金額を少なく見積もってしまうことがあります。通帳に記帳される金額は、月額の2か月分になると考えておくと分かりやすいでしょう。

2. 【4人きょうだいなら月8万円の例も】3人目だけでなく4人目も月3万円

ここからは、家族の例で児童手当の金額を試算します。まずは、4人きょうだいの家庭です。

2.1 例)4人きょうだい(高校2年生・中学1年生・小学3年生・2歳)の場合

上から数えて、高校2年生が第1子、中学1年生が第2子、小学3年生が第3子、2歳が第4子になります。

  • 高校2年生(第1子):月1万円
  • 中学1年生(第2子):月1万円
  • 小学3年生(第3子):月3万円
  • 2歳(第4子):月3万円
  • 合計:月8万円
  • 偶数月の支給(2か月分):16万円

例)4人きょうだい(高校2年生・中学1年生・小学3年生・2歳)の場合 児童手当の月額1/2

例)4人きょうだい(高校2年生・中学1年生・小学3年生・2歳)の場合 児童手当の月額

出所:こども家庭庁「児童手当制度のご案内」をもとにLIMO編集部作成

第3子以降は月3万円なので、4人目の2歳の子も月3万円です。この例では、1か月で8万円、偶数月の支給1回では16万円になります。

2.2 3人目以降の手当は、家計の中で大きな割合になりやすい

この例では、月8万円のうち6万円が3人目と4人目の分です。きょうだいが多い家庭ほど、児童手当の金額が家計に占める重みも大きくなると考えられます。

4人きょうだいの家庭では、上の子の塾代や部活動、下の子の保育料など、子どもごとにお金が必要になる時期も違うでしょう。手当がいつ、どの子の分としていくら入るかを知っておくと、使い道も決めやすくなると考えられます。

そのぶん、上の子の進学や卒業で数え方が変わったときの影響も大きくなります。いまの金額がいつまで続くのかを、子どもの年齢とあわせて確かめておきたいところです。

家計簿をつけている家庭なら、児童手当を子どもごとに分けて記録しておくと、数え方が変わったときにも、どの子の分が変わったのかが分かりやすくなるでしょう。

児童手当は、毎月の生活費に充てる家庭もあれば、教育費として残しておく家庭もあるでしょう。どちらの場合も、金額が変わる時期を先に知っておくと、慌てずに家計を組み立てやすくなります。

月額は、3歳未満が1万5000円、3歳から高校生年代までが1万円です。第3子以降はどちらの年齢でも3万円で、4人きょうだいの例では合計が月8万円になりました。