4. 対象外の車は?ハイブリッド車など
自動車税の重課には、対象外の車があります。国土交通省の資料によると、電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車、ガソリンを燃料とするプラグインハイブリッド自動車・ハイブリッド自動車などは、自動車税の重課の対象外です。
軽自動車税の重課も、電気自動車やガソリンハイブリッド自動車などは対象外です。車検証やメーカーの情報で、ご自身の車の燃料の種類を確かめておくと安心です。
5. 13年はいつから?税ごとに判定が違う
「13年」を超えたかどうかの判定は、税によって少しずつ違います。
「13年」を超えたかどうかの判定の違いです。5/6
出所:東京都主税局「自動車税」、国土交通省「令和8年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート)その3」をもとにLIMO編集部作成
自動車税は4月1日時点で初めて登録してから13年を超えているかで決まります。重量税は、登録車なら初めて登録した年月から12年10か月以後に車検証の交付などを受ける場合に「13年経過」となります。軽自動車は、初めて検査を受けた年から13年を経過した年の11月以後が対象です。
6. FPの検証:税金だけで買い替えない
モデルケースの1.5リットル超2リットル以下の車なら、13年を超えると自動車税が年5900円、重量税が車検ごとに1万2800円上がります。1年あたりにならすと、増える額は1万2300円ほどです。
年に1万円ほどの増税は、車を買い替える費用と比べると小さな額です。税金が上がることだけを理由に買い替えを急ぐ必要はありません。一方で、古い車は修理や部品の交換の費用がかさむこともあります。税金、修理費、燃費、安全装備などをあわせて、乗り続けるか買い替えるかを考えたいところです。
長く乗る車ほど、車検の年や5月の納税に向けて、車の費用を別に積み立てておくと家計の負担をならせます。
7. まとめ
初めて登録してから13年を超えたガソリン車は、自動車税が概ね15%、軽自動車税が概ね20%重くなります。軽乗用車なら年7200円が1万2900円になります。車検のときの重量税も、13年と18年で段階的に上がります。
ハイブリッド車など、重課の対象外の車もあります。長く乗っている車がある方は、車検証で初めて登録した年月と燃料の種類を確かめ、税金の見通しを立てておきましょう。
※本記事は情報提供を目的としています。ケースは公的資料をもとに設定した試算例で、試算は一定の前提に基づく概算です。税額は道府県・市町村の条例や車の条件によって異なります。正確な金額は、都道府県・市区町村の税務窓口や国土交通省の照会サービスでご確認ください。
参考資料
- 国土交通省「自動車税のグリーン化特例の概要」「軽自動車税のグリーン化特例の概要」
- 国土交通省「自動車重量税額について」
- 国土交通省「令和8年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート)その3」
- 総務省「平成28年度から軽自動車税の税率が変わります」
- 東京都主税局「自動車税」
青木 里美