加熱式たばこの課税方式の見直しは、2026年4月と10月の2段階で行われました。

総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2025年」によると、二人以上の世帯がたばこに使った金額は、1世帯当たり年1万4222円でした。

この記事では、たばこへの支出と2026年8月の消費者物価指数の値動き、財務省の資料にあるたばこ税等の税率を確認します。

1. 家計調査2025年、二人以上の世帯のたばこは年1万4222円

家計調査のたばこは、たばこを買わない世帯も含めた1世帯当たりの平均です。2025年は年1万4222円で、月に直すと約1185円でした(LIMO編集部計算)。

1.1 世帯主の年齢別では50歳代が年2万399円で最も多い

世帯主の年齢階級別に見ると、50歳代が年2万399円で最も多く、60歳代が年1万7739円、40歳代が年1万7712円で続きます。70歳以上は年7267円で、50歳代の約3分の1でした(LIMO編集部計算)。

世帯主が50歳代の二人以上の世帯は、たばこに年2万399円を使っていました1/2

総務省統計局の家計調査2025年をもとに、世帯主の年齢階級別に二人以上の世帯のたばこへの年間支出を並べた横棒グラフ。29歳以下1万4276円、30歳代1万3598円、40歳代1万7712円、50歳代2万399円、60歳代1万7739円、70歳以上7267円

出所:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 第4-6表」をもとにLIMO編集部作成

2. 消費者物価指数のたばこ、2026年8月は前年同月比2.9%上昇

総務省統計局の消費者物価指数(2025年基準)で、2026年8月のたばこの指数は103.1となり、前年同月より2.9%上がりました。国産品と輸入品で、上がり方に差があります。

2.1 輸入品は4.0%、国産品は1.5%の上昇

2026年8月のたばこ(輸入品)は前年同月比4.0%、たばこ(国産品)は1.5%の上昇でした。総合指数の上昇率1.9%と比べると、たばこ全体の2.9%は1.0ポイント高くなっています。

3. たばこ税等の税率、紙巻たばこ1000本あたり1万5244円

財務省の「たばこ税等に関する資料」によると、2026年4月現在のたばこ税等の税率は、紙巻たばこ1000本あたり合計1万5244円です。国税と地方税がそれぞれ7622円ずつで、加熱式たばこも紙巻たばこの本数に換算して課税されます。

  • たばこ税(国税):6802円
  • たばこ特別税(国税):820円
  • 道府県たばこ税(地方税):1070円
  • 市町村たばこ税(地方税):6552円

3.1 580円の紙巻たばこ1箱の税額は消費税を含めて357.61円

同じ資料では、小売定価580円(20本入り)の代表的な紙巻たばこ1箱にかかるたばこ税等は304.88円で、税負担割合は52.6%とされています。消費税52.73円を加えた合計税額は357.61円で、負担割合は61.7%です。

小売定価580円の紙巻たばこ1箱にかかる税額は、消費税を含めて357.61円です2/2

財務省のたばこ税等に関する資料をもとに、小売定価580円(20本入り)の代表的な紙巻たばこ1箱にかかる税額を並べた横棒グラフ。国のたばこ税136.04円、たばこ特別税16.40円、道府県たばこ税21.40円、市町村たばこ税131.04円、消費税52.73円、税額の合計357.61円

出所:財務省「たばこ税等に関する資料」をもとにLIMO編集部作成

家計調査2025年の年1万4222円は、たばこを買う世帯と買わない世帯を合わせた平均です。2026年8月の消費者物価指数では、たばこが前年同月比2.9%上がり、輸入品の上昇率は4.0%でした。

580円の紙巻たばこ1箱のうち、消費税を含む税額は357.61円で、価格の6割を超えています。

ここからは、加熱式たばこの課税方式の見直しと2027年4月からの税率の予定、都市別のたばこ代、2026年8月の家計調査の数字を見ていきます。