豚こまや鶏むね肉、牛肉の切り落としなど、肉は夕食のおかずの中心になりやすく、食費のなかでも金額の大きい食材です。

総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2025年」によると、二人以上の世帯の生鮮肉は1世帯当たり年8万3265円でした。2026年8月の消費者物価指数では、輸入品の牛肉が前年同月より11.4%上がっています。

この記事では、肉の種類別の支出と100gあたりの値段、2026年8月の肉の値動きを確認します。

1. 家計調査2025年、二人以上の世帯の生鮮肉は年8万3265円

家計調査の肉類は、牛肉・豚肉・鶏肉などの「生鮮肉」と、ハム・ソーセージなどの「加工肉」に分かれています。2025年の二人以上の世帯では、肉類が年10万2244円で、そのうち生鮮肉が年8万3265円、加工肉が年1万8978円でした。

生鮮肉を買った量は1年で約50.6kgで、100gあたりの平均価格は164.50円です。

1.1 生鮮肉で最も多いのは豚肉の年3万5416円

種類別では、豚肉が年3万5416円で最も多くなりました。牛肉が年2万880円、鶏肉が年2万182円で、この2つはほぼ同じ金額です。

合いびき肉は年3446円でした。加工肉では、ソーセージが年8133円、ハムが年4678円、ベーコンが年2502円です。

生鮮肉の年8万3265円のうち、豚肉は年3万5416円です1/2

総務省統計局の家計調査2025年をもとに、二人以上の世帯の肉への年間支出を種類別に並べた横棒グラフ。豚肉3万5416円、牛肉2万880円、鶏肉2万182円、ソーセージ8133円、ハム4678円、合いびき肉3446円、他の生鮮肉3342円、ベーコン2502円

出所:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 第4-1表」をもとにLIMO編集部作成

1.2 100gあたりの平均価格は牛肉386.60円、豚肉159.95円、鶏肉108.16円

買った量は、豚肉が年2万2142g、鶏肉が年1万8659g、牛肉が年5401gでした。牛肉は買う量が少ないものの、100gあたりの平均価格が386.60円と高いため、支出は鶏肉とほぼ同じになっています。

牛肉の100gあたりの値段は豚肉の約2.4倍、鶏肉の約3.6倍です(LIMO編集部計算)。

2. 消費者物価指数2026年8月、生鮮肉は前年同月比4.2%上昇

総務省統計局の消費者物価指数(2025年基準)では、2026年8月の生鮮肉は前年同月より4.2%上がりました。肉類全体では3.3%の上昇です。

2026年8月の全国の消費者物価指数で、輸入品の牛肉は前年同月比11.4%上がりました2/2

総務省統計局の消費者物価指数をもとに、2026年8月の肉の品目別の前年同月比を並べた横棒グラフ。牛肉(輸入品)11.4%、牛肉(国産品)5.6%、味付け肉3.9%、豚肉(輸入品)3.0%、豚肉(国産品)2.8%、鶏肉2.8%、ベーコン0.4%、ハムマイナス1.3%、ソーセージマイナス1.8%

出所:総務省統計局「2025年基準消費者物価指数 全国 2026年8月 第5表 品目別価格指数・寄与度」をもとにLIMO編集部作成

2.1 牛肉は輸入品が11.4%、国産品が5.6%上がった

品目別では、牛肉(輸入品)が11.4%、牛肉(国産品)が5.6%上がりました。豚肉は輸入品が3.0%、国産品が2.8%、鶏肉は2.8%の上昇です。

牛肉は、国産品よりも輸入品のほうが上がり幅が大きくなっています。

2.2 ハムとソーセージは前年同月を下回った

加工肉は前年同月より0.6%下がりました。ハムが1.3%、ソーセージが1.8%の下落で、ベーコンは0.4%の上昇にとどまっています。

二人以上の世帯の生鮮肉は2025年に年8万3265円で、最も多いのは豚肉の年3万5416円でした。2026年8月の消費者物価指数では生鮮肉が前年同月比4.2%上がり、輸入品の牛肉は11.4%の上昇です。

よく買う肉の100gあたりの値段は、パックに書かれた価格と重さで確かめられます。

ここからは、住む都市で牛肉・豚肉・鶏肉への支出がどれだけ違うかと、東京都区部の店頭価格の1年の変化を見ていきます。