キャベツやきゅうり、じゃがいもなど、毎日の料理に使う野菜は、値段の上がり下がりが家計に出やすい食材です。

総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2025年」によると、二人以上の世帯の生鮮野菜は1世帯当たり年7万8166円でした。2026年8月の消費者物価指数では、生鮮野菜が前年同月より5.5%上がっています。

この記事では、生鮮野菜の品目別の支出と買っている量、2026年8月に値段が大きく動いた野菜を確認します。

1. 家計調査2025年、二人以上の世帯の生鮮野菜は年7万8166円

家計調査では、野菜は食料の「野菜・海藻」に分類されています。2025年の二人以上の世帯では、野菜・海藻が年11万6581円で、そのうち生鮮野菜が年7万8166円でした。

生鮮野菜を買った量は1年で約148kg、購入回数は100世帯当たり年4万448回です。1世帯では年およそ404回で、1回あたりの支出は約193円になります(LIMO編集部計算)。

1.1 生鮮野菜で最も多いのはトマトの年8327円

生鮮野菜の内訳を品目別に見ると、最も多いのはトマトの年8327円でした。たまねぎが年4525円、ねぎが年3643円、きゅうりが年3578円で続きます。

キャベツは年3310円、じゃがいもは年3158円、にんじんは年2978円です。ブロッコリーは年2843円、レタスは年2703円、ピーマンは年2356円でした。

生鮮野菜の年7万8166円のうち、トマトは年8327円です1/2

総務省統計局の家計調査2025年をもとに、二人以上の世帯の生鮮野菜への年間支出を品目別に並べた横棒グラフ。トマト8327円、たまねぎ4525円、ねぎ3643円、きゅうり3578円、キャベツ3310円、じゃがいも3158円、にんじん2978円、ブロッコリー2843円、レタス2703円、ピーマン2356円

出所:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 第4-1表」をもとにLIMO編集部作成

1.2 買った量が最も多いのはキャベツで年1万5162g

支出額では5番目のキャベツですが、買った量は年1万5162gと品目別で最も多くなっています。たまねぎの1万4361g、だいこんの9842g、トマトの9421gが続きます。

キャベツの100gあたりの平均価格は21.83円で、トマトの88.39円の4分の1ほどでした。量の多い野菜と、支出の多い野菜は一致していません。

2. 消費者物価指数2026年8月、生鮮野菜は前年同月比5.5%上昇

総務省統計局の消費者物価指数(2025年基準)では、2026年8月の生鮮野菜は前年同月より5.5%上がりました。ただし、品目ごとに見ると値動きの向きはそろっていません。

2026年8月の全国の消費者物価指数で、キャベツは前年同月比45.0%上がりました2/2

総務省統計局の消費者物価指数をもとに、2026年8月の野菜の品目別の前年同月比を並べた横棒グラフ。キャベツ45.0%、きゅうり21.3%、だいこん21.0%、じゃがいも20.5%、はくさい14.5%、たまねぎ6.0%、トマト4.5%、ピーマンマイナス4.6%、ねぎマイナス6.7%、レタスマイナス8.6%、にんじんマイナス20.4%

出所:総務省統計局「2025年基準消費者物価指数 全国 2026年8月 第5表 品目別価格指数・寄与度」をもとにLIMO編集部作成

2.1 キャベツは45.0%、きゅうりは21.3%上がった

品目別では、キャベツが45.0%と大きく上がりました。きゅうりが21.3%、だいこんが21.0%、じゃがいもが20.5%、はくさいが14.5%の上昇です。

たまねぎは6.0%、トマトは4.5%の上昇でした。

2.2 にんじんは20.4%、レタスは8.6%下がった

一方で、にんじんは前年同月より20.4%下がりました。レタスは8.6%、ねぎは6.7%、ピーマンは4.6%の下落です。

二人以上の世帯の生鮮野菜は2025年に年7万8166円で、2026年8月の消費者物価指数では前年同月比5.5%上がりました。キャベツが45.0%上がった一方で、にんじんは20.4%下がっています。

わが家でよく買う野菜の値段は、1か月分のレシートから野菜だけを書き出すと、前の月や前の年と比べられます。

ここからは、2026年8月の家計調査で野菜の100gあたりの値段がどう動いたかと、100gあたりの値段で見た野菜の比べ方を見ていきます。