3. 家計調査2026年8月、宿泊料は6204円で前年同月より563円多い
2026年10月9日に公表された家計調査では、2026年8月の宿泊料は1世帯当たり6204円で、2025年8月の5641円より563円多くなりました(LIMO編集部計算)。
3.1 国内パック旅行費は967円少なく、外国パック旅行費は286円多い
2026年8月の国内パック旅行費は2160円で、2025年8月の3127円より967円少なくなりました。外国パック旅行費は1613円で、286円多くなっています(同)。
1月から8月までの合計では、宿泊料が2万9605円で前年の同じ期間より5549円多く、国内パック旅行費は1万6618円で2362円少なくなりました(同)。
4. 世帯主の年齢別、パック旅行費は60歳代の世帯の年7万3558円が最も多い
2025年の宿泊料とパック旅行費を世帯主の年齢階級別に並べると、次のとおりです。29歳以下は集計世帯数が少ないため除いています。
- 30歳代:宿泊料3万8639円、パック旅行費2万2124円
- 40歳代:宿泊料4万2716円、パック旅行費2万6998円
- 50歳代:宿泊料3万6709円、パック旅行費2万5333円
- 60歳代:宿泊料5万1087円、パック旅行費7万3558円
- 70歳以上:宿泊料2万3323円、パック旅行費3万6436円
4.1 60歳代の世帯は外国パック旅行費も年2万7465円
60歳代の世帯のパック旅行費のうち、国内パック旅行費は年4万6092円、外国パック旅行費は年2万7465円です。
外国パック旅行費は、30歳代の世帯の年1242円、40歳代の世帯の年4860円を大きく上回っています。
5. 年末年始を海外で過ごすなら、国際観光旅客税は出国1回3000円
船や飛行機で日本から出国する旅客には、国際観光旅客税がかかります。国税庁によると、税率は出国1回につき3000円です。
原則として、航空会社や船会社が航空券などの代金に上乗せして旅客から徴収し、国に納めます。
5.1 2026年7月1日より前の契約による出国は1000円
令和8年(2026年)7月1日より前に結ばれた一定の運送契約による、同日以後の出国には1000円の税率が適用されます。
年末年始の旅行でかかる税額は予約の時期によって変わることがあるため、航空会社や旅行会社の案内で確かめましょう。
5.2 2歳未満の子どもや乗継旅客は非課税
2歳未満の人や、入国後24時間以内に出国する乗継旅客などは非課税です。家族4人で出国し、全員が課税の対象になる場合は、1回の出国で1万2000円になります(LIMO編集部計算)。
6. 年末年始の旅行代は、12月と1月の合計で予算を立てる
年末年始の旅行代は、日程の選び方や宿の取り方で変わります。予約の前に、確かめておきたい点を整理します。
6.1 2025年12月と2026年1月の旅行関連の支出は合計1万2126円
二人以上の世帯の2025年12月と2026年1月の支出を合わせると、宿泊料は2795円と3202円で5997円、国内パック旅行費は3049円と1505円で4554円、外国パック旅行費は526円と1049円で1575円です。3つの合計は1万2126円でした(LIMO編集部計算)。
この金額は、旅行に行かなかった世帯も含めた平均です。わが家の予算を考えるときは、昨年の年末年始に実際に払った金額と比べましょう。
6.2 宿泊日を前後にずらした料金を並べて比べる
宿泊料の指数は、2025年12月より2026年1月のほうが低くなりました。予約サイトなどで宿泊日を前後にずらした料金を並べると、同じ宿でも日によって料金が違うことを確かめられます。
7. まとめ
家計調査2025年によると、二人以上の世帯の宿泊料は年3万5994円、パック旅行費は年3万8290円でした。国内パック旅行費は12月に3049円と8月に次いで多く、宿泊料の物価指数は2025年12月の101.4から2026年1月に95.4へ下がっています。
海外で年末年始を過ごす場合は、国際観光旅客税が出国1回3000円かかります。昨年の年末年始の支出を確かめたうえで、宿泊日や出発日を比べて予約しましょう。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 詳細結果表」
- 総務省統計局「家計調査 長期時系列表」
- 総務省統計局「家計調査(家計収支編)2026年8月 二人以上の世帯 詳細結果表」
- 総務省統計局「2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)8月分」
- 総務省統計局「2025年基準消費者物価指数 第5表 品目別価格指数・寄与度(全国・東京都区部)」
- 国税庁「国際観光旅客税について」
鶴田 綾