3. エアコンの月別支出、2025年は7月の2724円が最も多い

家計調査の長期時系列で2025年のエアコンへの支出を月別に見ると、最も多いのは7月の2724円で、6月の2544円が続きます。最も少ないのは1月の370円でした。

3.1 冷蔵庫は7月の1050円、洗濯機は12月の802円が最多

冷蔵庫は7月の1050円が最も多く、8月の831円、11月の814円が続きます。洗濯機は、12月の802円が1年で最も多い月でした。

3.2 2026年のエアコンは5月に3446円

2026年のエアコンへの支出は、5月に3446円と、2025年5月の1917円を1529円上回りました(LIMO編集部計算)。

1月から8月までの合計は1万5760円で、2025年の同じ期間の1万2047円より3713円多くなっています(同)。

4. 世帯主の年齢別、エアコンは60歳代の世帯の年1万8532円が最も多い

2025年の家電への年間支出を世帯主の年齢階級別に並べると、次のとおりです。29歳以下は集計世帯数が少ないため除いています。

  • エアコン:30歳代1万993円、40歳代1万4830円、50歳代1万8156円、60歳代1万8532円、70歳以上1万4191円
  • 冷蔵庫:30歳代3910円、40歳代3951円、50歳代6914円、60歳代8380円、70歳以上7570円
  • 洗濯機:30歳代1万873円、40歳代6981円、50歳代7854円、60歳代6463円、70歳以上5116円

4.1 冷蔵庫は60歳代、洗濯機は30歳代の世帯の支出が多い

冷蔵庫は60歳代の世帯が年8380円で、30歳代と40歳代の約2.1倍です(LIMO編集部計算)。

洗濯機は、30歳代の世帯の年1万873円が30歳以上の年齢階級で最も多くなりました。

5. 消費動向調査、ルームエアコンの平均使用年数は13.4年

内閣府の消費動向調査(2026年3月実施分)は、主な耐久消費財を買い替えた世帯に、それまでの使用年数と買い替えの理由を聞いています。平均使用年数は次のとおりです。

  • ルームエアコン:13.4年
  • 電気冷蔵庫:13.1年
  • 電気洗濯機:10.1年
  • 電気掃除機:7.4年

平均使用年数は、買い替えをした世帯だけを対象に計算した値です。

5.1 家電の買い替えの理由は故障が6割を超える

買い替えの理由で最も多いのは、いずれの品目も「故障」でした。ルームエアコンは66.6%、電気冷蔵庫は63.8%、電気洗濯機は76.2%、電気掃除機は69.0%です。

「上位品目への移行」は、ルームエアコンと電気冷蔵庫が7.8%、電気掃除機が17.6%でした。

6. 家電の買い替えは、使用年数と1年あたりの金額で考える

故障してから急いで選ぶと、価格や機能を比べる時間が取りにくくなります。使っている家電の年数を、先に把握しておきます。

6.1 平均価格を平均使用年数で割ると1年あたり約1万円

2025年の家計調査の平均価格を、消費動向調査の平均使用年数で割ると、エアコンは1年あたり約1万670円、冷蔵庫は約1万342円、洗濯機は約1万1012円になります(LIMO編集部計算・計算のための目安です)。

同じ家電でも、容量や機能によって価格は変わります。エアコンや冷蔵庫、洗濯機を処分するときは、家電リサイクル法にもとづくリサイクル料金と収集・運搬料金もかかるため、合わせて比べましょう。

6.2 購入が集中する時期の前に機種を比べておく

家計調査では、エアコンへの支出は6月と7月に多く、1月は少なくなっています。急ぎでなければ、購入が集中する時期の前に、候補の機種と取り付け費用を比べておくと選びやすくなります。

7. まとめ

家計調査2025年によると、二人以上の世帯のエアコンへの支出は年1万5611円で、1台あたりの平均価格は14万2982円でした。2026年8月の消費者物価指数では、ルームエアコンが前年同月比14.0%上がっています。

内閣府の消費動向調査では、ルームエアコンの平均使用年数は13.4年、電気冷蔵庫は13.1年です。自宅の家電の製造年を確かめ、処分にかかる料金も含めて買い替えの予算を立てておきましょう。

参考資料

鶴田 綾