エアコンや冷蔵庫、洗濯機は、壊れたときに一度に大きな出費になる家電です。年末の売り出しに合わせて、買い替えを考える家庭もあるでしょう。
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2025年」によると、二人以上の世帯のエアコンへの支出は1世帯当たり年1万5611円、冷蔵庫や洗濯機などの「家事用耐久財」は年2万6030円でした。
この記事では、家電ごとの年間支出と1台あたりの平均価格、2026年8月の消費者物価指数の動きを確認します。
1. 家計調査2025年、二人以上の世帯の家事用耐久財は年2万6030円、エアコンは年1万5611円
家計調査では、冷蔵庫や洗濯機、掃除機などを「家事用耐久財」、エアコンやストーブなどを「冷暖房用器具」に分けています。2025年の冷暖房用器具は年2万266円で、そのうちエアコンが約77.0%を占めます(割合はLIMO編集部計算)。
1.1 洗濯機は年6826円、冷蔵庫は年6774円
家電ごとの年間支出は、エアコンの年1万5611円が最も多く、洗濯機の年6826円、冷蔵庫の年6774円が続きます。
炊飯器などの炊事用電気器具は年3273円、掃除機は年3046円、電子レンジは年1481円でした。
1.2 1台あたりの平均価格はエアコン14万2982円、冷蔵庫13万5482円
家計調査は、購入した数量と平均価格も公表しています。2025年の1台あたりの平均価格は、エアコンが14万2982円、冷蔵庫が13万5482円、洗濯機が11万1221円でした。
1世帯当たりの年間の購入数量は、エアコンが0.109台、洗濯機が0.061台、冷蔵庫が0.050台です。100世帯に置き換えると、1年間にエアコンを約10.9台、冷蔵庫を約5.0台買っている計算になります(LIMO編集部計算)。
2. 消費者物価指数のルームエアコン、2026年8月は前年同月比14.0%上昇
総務省統計局が2026年9月18日に公表した消費者物価指数(2025年基準)では、2026年8月の冷暖房用器具の指数は112.7で、前年同月より12.3%上がりました。家事用耐久財は100.4で、1.4%の下落です。
2.1 ルームエアコンは14.0%、全自動洗濯機は2.3%の上昇
品目別に見ると、ルームエアコンは指数114.6で、前年同月比14.0%上がりました。電気炊飯器は2.4%、洗濯機(全自動洗濯機)は2.3%の上昇です。
2026年8月の全国の消費者物価指数で、ルームエアコンは前年同月比14.0%上がりました2/2
出所:総務省統計局「2025年基準消費者物価指数 全国 2026年8月 第5表 品目別価格指数・寄与度」をもとにLIMO編集部作成
2.2 冷蔵庫・電子レンジ・掃除機は前年同月より下がった
冷蔵庫は1.8%、電子レンジは6.4%、掃除機は7.6%、前年同月より下がりました。洗濯機のうち、洗濯乾燥機は1.2%の下落です。
東京都区部の2026年9月(中旬速報値)では、ルームエアコンが前年同月比12.5%の上昇でした。
二人以上の世帯のエアコンへの支出は2025年に年1万5611円で、1台あたりの平均価格は14万2982円でした。2026年8月の消費者物価指数では、ルームエアコンが前年同月比14.0%上がっています。
買い替えを考えている家電は、本体に貼られた表示などで製造年を確かめておくと、使ってきた年数の目安になります。
ここからは、2025年の月別の支出と世帯主の年齢による違い、内閣府の調査による平均使用年数と買い替えの理由を見ていきます。