3. 消費者物価指数の補習教育、2026年8月は前年同月比2.8%上昇
総務省統計局が2026年9月18日に公表した消費者物価指数(2025年基準)では、2026年8月の補習教育の指数は103.2で、前年同月より2.8%上がりました。
3.1 補習教育(高校・予備校)は4.3%、小学校は2.4%、中学校は1.6%の上昇
内訳では、補習教育(高校・予備校)が4.3%と最も大きく上がりました。補習教育(小学校)は2.4%、補習教育(中学校)は1.6%の上昇です。
東京都区部の2026年8月の補習教育は、前年同月比4.0%の上昇でした。
3.2 補習教育の指数は2025年も2026年も4月に上がった
補習教育の指数を月ごとに見ると、2026年3月の101.6から4月に103.3へ上がりました。2025年も、3月の98.6から4月に100.5へ上がっています。
補習教育(高校・予備校)は、2026年3月の101.3から4月に105.5になりました。年度の初めに価格が動く傾向は、2025年と2026年で共通しています。
4. 家計調査2026年8月、補習教育は3030円で前年同月より428円多い
2026年10月9日に公表された家計調査では、2026年8月の補習教育は1世帯当たり3030円で、2025年8月の2602円より428円多くなりました(LIMO編集部計算)。
1月から8月までの合計は2万1302円で、2025年の同じ期間の1万9873円を1429円上回っています(同)。
4.1 2026年7月は3353円、3月は3259円に増えた
月別では、2026年7月が3353円で前年同月より476円、3月が3259円で前年同月より463円多くなりました(同)。
一方で、2月は1903円で、2025年2月より322円少なくなっています(同)。
5. 世帯主の年齢別、40歳代の世帯の中学校補習教育は年5万337円
2025年の補習教育の内訳を、世帯主の年齢階級別に並べると次のとおりです。
- 30歳代:幼児・小学校1万7483円、中学校3608円、高校・予備校179円
- 40歳代:幼児・小学校3万7099円、中学校5万337円、高校・予備校2万4967円
- 50歳代:幼児・小学校7032円、中学校2万2962円、高校・予備校2万919円
5.1 50歳代の世帯は高校補習教育・予備校が年2万919円
40歳代の世帯では、中学校補習教育が補習教育全体の約44.8%を占めます。50歳代の世帯では高校補習教育・予備校が約41.1%で、40歳代の約22.2%より大きくなっています(いずれもLIMO編集部計算)。
世帯主の年齢が上がるにつれて、支出の中心が幼児・小学校から中学校、高校・予備校へと移っています。
6. 冬期講習の前に、塾代を1年分で見積もる
塾代は毎月の月謝に加えて、季節講習の費用や教材費がかかることがあります。申し込みの前に、1年分の支払いを並べておきます。
6.1 月謝・講習費・教材費・模擬試験代を分けて書き出す
過去1年分の請求書や口座の引き落とし明細から、月謝、講習費、教材費、模擬試験の費用を分けて書き出します。
12月や7月のように講習が重なる月の支払い額が分かると、ほかの月の家計を先に調整できます。
6.2 講習の科目とコマ数を通常授業と見比べる
冬期講習は、受講する科目やコマ数を選べる塾もあります。通常授業で扱う単元と重なる科目がないかを確かめてから、受講する科目を決めましょう。
7. まとめ
家計調査2025年によると、二人以上の世帯の補習教育は年3万1338円で、世帯主が40歳代の世帯では年11万2403円でした。月別では12月の3417円が最も多く、2026年8月の消費者物価指数では補習教育が前年同月比2.8%上がっています。
2026年1月から8月までの補習教育は、前年の同じ期間を1429円上回りました。冬期講習の申し込みの前に、月謝と講習費、教材費を1年分で書き出しておきましょう。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 詳細結果表」
- 総務省統計局「家計調査 長期時系列表」
- 総務省統計局「家計調査(家計収支編)2026年8月 二人以上の世帯 詳細結果表」
- 総務省統計局「2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)8月分」
- 総務省統計局「2025年基準消費者物価指数 第5表 品目別価格指数・寄与度(全国・東京都区部)」
鶴田 綾