11月が近づくと冬期講習の案内が届き、年末から受験期にかけての塾代を見積もる家庭もあるでしょう。

総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2025年」によると、二人以上の世帯が塾や予備校などの「補習教育」に使った金額は、1世帯当たり年3万1338円でした。

この記事では、補習教育の内訳と世帯主の年齢による違い、2025年の月別の支出を確認します。

1. 家計調査2025年、二人以上の世帯の補習教育は年3万1338円

家計調査の「補習教育」は、幼児・小学校、中学校、高校・予備校の3つに分かれています。ここでの金額は、塾に通う子どもがいない世帯も含めた1世帯当たりの平均です。

1.1 中学校補習教育が年1万3273円で最も多い

3つの内訳は、中学校補習教育が年1万3273円、幼児・小学校補習教育が年9523円、高校補習教育・予備校が年8542円です。

中学校補習教育は、補習教育全体の約42.4%を占めています(割合はLIMO編集部計算)。

1.2 世帯主が40歳代の世帯の補習教育は年11万2403円

世帯主の年齢階級別に見ると、補習教育が最も多いのは40歳代の世帯で年11万2403円でした。全世帯の平均の約3.6倍にあたります(LIMO編集部計算)。

50歳代の世帯は年5万912円、30歳代の世帯は年2万1270円です。60歳以上の世帯では、年5000円を下回ります。

世帯主が40歳代の世帯の補習教育は年11万2403円で、50歳代の年5万912円の約2.2倍です1/2

総務省統計局の家計調査2025年をもとに、二人以上の世帯の補習教育への年間支出を世帯主の年齢階級別に並べた横棒グラフ。29歳以下1699円、30〜39歳2万1270円、40〜49歳11万2403円、50〜59歳5万912円、60〜69歳4914円、70歳以上840円。平均は年3万1338円

出所:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 第4-6表」をもとにLIMO編集部作成

2. 補習教育の月別支出、2025年は12月の3417円が最も多い

家計調査の長期時系列で2025年の補習教育を月別に見ると、最も多いのは12月の3417円でした。7月の2877円、11月の2874円が続きます。

少ないのは5月の2031円と6月の2038円で、12月とは1300円以上の開きがあります(LIMO編集部計算)。

2025年の補習教育は12月が3417円で最も多く、7月の2877円、11月の2874円が続きます2/2

総務省統計局の家計調査をもとに、2025年の二人以上の世帯の補習教育への支出を月別に並べた横棒グラフ。1月2675円、2月2225円、3月2796円、4月2629円、5月2031円、6月2038円、7月2877円、8月2602円、9月2529円、10月2645円、11月2874円、12月3417円

出所:総務省統計局「家計調査 長期時系列 品目分類(2025年改定)支出金額」をもとにLIMO編集部作成

2.1 中学校補習教育は12月の1538円、高校補習教育・予備校は11月の1174円が最多

内訳ごとに見ると、中学校補習教育は12月の1538円が1年で最も多くなりました。幼児・小学校補習教育は3月の1081円が最多です。

高校補習教育・予備校は11月の1174円が最も多く、10月から12月まで毎月900円を超えています。ほかの月は、おおむね400円台から700円台でした。

二人以上の世帯の補習教育は2025年に年3万1338円で、世帯主が40歳代の世帯では年11万2403円でした。月別では12月の3417円が最も多くなっています。

わが家の塾代は、月謝のほかに講習費や教材費の請求もまとめて1年分を書き出すと、統計の数字と比べられます。

ここからは、補習教育の物価指数の動きと、2026年1月から8月までの支出、世帯主の年齢別の内訳を見ていきます。