2. 【使ったコスメ一覧】手持ちのアイテムも工夫して男役メイクに
今回のメイクについて、花城さんはキャプションで「色々手持ちで足りないものがあったので近しい色で代用」したと明かしています。
それでも、画面に名前が表示されたアイテムだけで14点。娘役メイクと同じく、ベースから眉まで、アイテムを細かく使い分けていることがわかります。
まずは、ベース作りに使ったアイテムから見ていきましょう。
- キップパイロール
- 三善「グリースペイント 9番」
- ロージーローザ「バリュースポンジN ウェッジ型タイプ」
- 三善「グリースペイント 4番」
- 三善「グリースペイント 5A」
下地として使っているキップパイロールについて、コメント欄では「塗り薬を下地にするんですね!」と驚く声も。これに対して花城さんは、「宝塚では化粧下地によく使われているんです」と返信しています。
※キップパイロールは医薬品として販売されている商品です。使用する際は、製品の用法や注意事項をご確認ください。
グリースペイントは、肌全体の9番、ハイライトの4番、地紅の5Aと、3色を使い分けています。
ドーランの上にはパウダーやフェイスケーキを重ね、シャドウで顔に立体感を足していきます。
- チャコット「フィニッシングパウダー クリア」
- 三善「フェイスケーキ 725-A」
- キャンメイク「シェーディングパウダー 05」
- ディオール「バックステージ パレット 003」
ベースの仕上げに使っているチャコットのパウダーは、娘役メイクのときと同じアイテム。男役でも娘役でも欠かせない、舞台メイクの定番なのかもしれません。
最後は、男役らしさを決める目元と眉です。
- ルボタン(目元のラインに使用)
- 三善「アイラッシュ S-62」
- 三善「アイブロウペンシル ブラウンC」
- 三善「アイブロウペンシル ブラウンA」
- 三善「アイブロウペンシル ブラック」
眉は、色の違う3本のペンシルを重ねて描いています。直線的でしっかりとした眉が、男役らしい凛々しさの決め手になっているのですね。
最後に口元に紅を差して、メイクは完成です。
コメント欄では
「真矢みきさんっぽいです」
「顔のパーツが綺麗だから、メイクが映える」
「男役メイク見たかったのでありがとうございます」
「見とれていたら、最後に『みんなもやってみてね!』でファッ!!となりました」
など、変身ぶりに驚く声や、男役メイクを楽しんだ声がたくさん寄せられていましたよ。
曲線を生かした娘役メイクと、直線を描き足す男役メイク。同じ人の顔でも、メイク次第でここまで印象が変わるのは、タカラジェンヌのメイク技術の奥深さですね。
3. 著者のコメント
いやー、どちらも本当に丁寧にメイクされていて、まさに「映える」お顔でした。
「直線を足すか曲線を足すか」という違いを知ってから動画を見ると、地紅やもみあげを描き足すたびに顔立ちが変わっていくのがよくわかり、とても面白かったです。
眉を3本のペンシルで描き分ける工夫は、日常のメイクではなかなかやらないですが、特別な日のメイクとして、とても参考になりました。
4. 2026年1~8月の「仕上用化粧品」出荷額は約1781億円
男役メイクでも欠かせないおしろいやアイメークアップ、まゆ墨などは、国の統計で「仕上用化粧品」に分類されています。
経済産業省「経済産業省生産動態統計」の2026年8月分確報によると、2026年1~8月の仕上用化粧品の出荷(販売)金額は合計約1781億円。前年同期の約1804億円と比べて約1.3%減りました。
化粧品全体では約9286億円と前年同期比で約3.5%増えており、メイク用品はやや伸び悩んでいる様子がうかがえます。
品目別では、口紅が約184億円(約7.6%増)と伸びた一方、アイメークアップは約223億円(約6.8%減)、まゆ墨・まつ毛化粧料は約270億円(約3.0%減)でした。
※「ファンデーション」から「その他の仕上用化粧品」までの9品目の販売金額の合計。前年同期は2025年年報の1~8月分の合計。2026年の数値は年間補正で改定される場合があります。
参考資料
- @saaya_hanashiro
- 花城さあや「Profile」
- 経済産業省「経済産業省生産動態統計 2026年8月分確報(時系列表)」
- 経済産業省「経済産業省生産動態統計 2025年年報」
長島 迪子
