海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、インドのカルワールで動物保護をしている団体「RHRA Karwar」のInstagramアカウント@animal_rescue_karwarの投稿。

マケリ近くの鉄道駅通りで倒れているところを見つかった子猫が、報告者の通報を受けて保護され、保護施設で手当てを受けながら回復に向かっている様子が紹介されています。

執筆時点で1044回再生、約72件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、保護した猫を家族として迎える際に知っておきたい猫の飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【道端で倒れていた子猫】鉄道駅通りでぐったりしていたところを発見

道端で倒れ込み、動けずにいた子猫の様子1/6

道端で倒れ込み、動けずにいた子猫の様子

出所:@animal_rescue_karwar

投稿によると、この子猫が見つかったのは、マケリ近くにある鉄道駅通りでした。倒れ込んだまま動けない状態で見つかったといい、報告されているところによれば、事故に遭ったことが原因である可能性が高いとみられています。動画の冒頭には「倒れ込み、なすすべもない」という意味の英語のテロップが添えられ、強い日差しと影が入り混じる地面の上で、目を閉じたまま横たわる子猫の様子が映し出されています。

この子猫の状態を目にして、すぐに団体へ連絡を入れたのが、カルティクさんという親切な報告者でした。カルティクさんは子猫を保護し、団体の保護施設であるRHRA Karwarへと連れてきたといいます。

2. 【保護施設で手当てを受ける子猫】歩き出す姿に「回復に向かう」の言葉

保護施設の台の上を歩く子猫2/6

保護施設の台の上を歩く子猫

出所:@animal_rescue_karwar

施設に到着した子猫は、すぐに手当てと治療を受けることになりました。動画の中盤からは「回復に向かい、懸命に立ち向かう」という意味の英語のテロップに切り替わり、緑色のシートが敷かれた台の上を、細い体つきながらも一歩ずつ前に進む子猫の姿が映し出されます。投稿では治療の内容までは触れられていませんが、倒れ込んでいた発見当時とは違い、自分の足で歩き、カメラのほうを見つめる様子がうかがえます。

夜の屋外を歩み寄る、現在の子猫3/6

夜の屋外を歩み寄る、現在の子猫

出所:@animal_rescue_karwar

続く場面では、屋外の地面を歩く姿も確認でき、頭や背中に傷のようなものが見える一方で、カメラのほうへ歩み寄る様子が印象的です。

投稿者さんは「今日の彼女を見てください。癒えつつあり、懸命に戦い、命を取り戻しつつあります」とつづっています。まだ回復の途中であるとみられますが、倒れ込んでいたところから自力で歩けるようになった姿に、見守る人々からは温かな反応が寄せられていました。また投稿の最後には、活動を支えているボランティアや応援してくれる人々への感謝の言葉も添えられています。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回、道端で倒れ込んだままだった子猫が、保護施設で懸命に歩き出すまでの様子をリサーチする中で、特に心に残ったのは、通りかかった報告者がすぐに団体へ連絡を入れたという一点でした。事故の可能性があるほど弱った動物を前にしたとき、まず誰かに知らせるという行動が、小さな命をつなぐ最初の一歩になるのだと改めて感じます。もし道端で弱っている猫を見かけたら、自己判断で無理に抱き上げるのではなく、まずは近くの動物保護団体や動物病院に連絡し、場所や状態を写真とあわせて伝えることをおすすめします。動画の中の子猫は、最初は目を閉じたまま横たわっていましたが、最後には自分の足でカメラに向かって歩いていました。まだ回復の途中ではあるものの、その一歩一歩に、命が前を向こうとする力が表れているように思います。この記事を通じて一番伝えたいのは、倒れている動物を見つけた人の小さな行動と、それを受け止める保護の現場の存在が、1匹の命の行き先を大きく変えるということです。この子猫が、これからも穏やかに回復していくことを願っています。
今回の投稿で印象的なのは、道端で動けずにいた子猫が保護につながり、その後、自分の足で歩くまでに変化している点です。弱っている動物を見つけたときは、まず周囲の安全を確保し、無理に追いかけたり抱き上げたりせず、地域の動物保護団体や動物病院など、対応できる窓口へ相談することが大切です。見た目だけでは状態を判断しにくいため、発見した場所や様子をできるだけ正確に伝えることも、適切な対応につながります。保護後も、すぐに元気になったと決めつけず、その子の状態に合わせて見守っていく視点が必要です。今回の子猫のように、助けを求める小さな命に気づいた人の行動が、その後の保護や回復につながることもあります。まずはできる範囲で行動することが大切ですね。
伊藤 有里

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 安楽死対象だった犬を保護、乳腺腫瘤と重度の歯科疾患を抱えながら支援者の協力で治療を受けて回復を目指す姿に涙

            安楽死対象だった犬を保護、乳腺腫瘤と重度の歯科疾患を抱えながら支援者の協力で治療を受けて回復を目指す姿に涙    

SNS上では「動物レスキュー」に関する投稿が時に注目を集めます。今回は@lets.rescue.dogsさんがInstagramに投稿した、乳腺腫瘤と重度の歯科疾患を抱えながら安楽死対象だった犬ハンナが、ある支援者の申し出で手術を受けられることになった経緯をご紹介します。動画後半には、今も保護を待つ他の犬たちの姿も映し出され、執筆時点で84,000回再生され多くの反響が寄せられました。

5.2 「ボボの物語はハッピーエンドに」前脚が切れかけたまま1年耐えた犬、手術を経て3本脚で元気に

            「ボボの物語はハッピーエンドに」前脚が切れかけたまま1年耐えた犬、手術を経て3本脚で元気に    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@littlestepsmatter.baliさんがTikTokに投稿した、前脚がほとんど切れかけた状態で1年間痛みに耐えていたボボという犬の物語をご紹介します。手術を受けて3本脚での暮らしを歩み始めたボボと、その歩みを支えた人々への思いが綴られ、コメント欄には感謝の声が寄せられています。記事後半では、犬の生涯費用についても解説します。

5.3 「オリバーが懸命に生き抜いた人生」骨と皮だけで路上にいた猫が家族のもとへ、213万2000回再生の反響

            「オリバーが懸命に生き抜いた人生」骨と皮だけで路上にいた猫が家族のもとへ、213万2000回再生の反響    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@catrescuetrさんがInstagramに投稿した、1匹の猫「オリバー」のこれまでを辿る動画をご紹介します。骨と皮だけで路上にいた猫が、治療と手術を経て家族のもとで暮らすようになります。「How it started...」から「How it's going」へと移り変わる姿に、世界中から喜びと感謝の声が寄せられています。

参考資料