年末が近づくと、お世話になった人へのお歳暮や、親族への贈り物を考える機会が増えます。
総務省統計局の家計調査によると、2025年の二人以上の世帯の交際費は1か月平均で1万6750円でした。このうち、ほかの世帯に贈る食料品などの「食料」は、12月に8536円と1年で最も多くなっています。
この記事では、交際費の内訳と、贈り物の食料品への支出が月ごとにどう変わるかを確認します。
1. 家計調査2025年、二人以上の世帯の交際費は月1万6750円、最も多いのは贈与金の6341円
家計調査の交際費は、贈答用の金品と接待のための支出、職場や地域などでの会費・負担金をまとめた項目です。自分の世帯で使うものではなく、ほかの世帯や団体に贈るための支出が入ります。
- 贈与金:6341円
- 食料:5140円
- 他の交際費:2914円
- 教養娯楽:1328円
- 他の物品サービス:466円
- 被服及び履物:362円
- 家具・家事用品:199円
1.1 贈与金は、せん別や香典、見舞金、祝儀などの現金
統計局の収支項目分類では、贈与金は一般社会の慣行による自発的な現金の支出とされています。せん別、香典、見舞金、謝礼金、祝儀が例に挙がっており、仕送り金は含みません。
2025年の贈与金は月6341円で、交際費の約4割にあたります(LIMO編集部計算)。
1.2 ほかの世帯に贈る食料品は「食料」として月5140円
家計調査は、同じ食料品でも、自分の家で食べるものは食料費に、ほかの世帯に贈るものは交際費に分けて集計しています。お中元やお歳暮で贈る食品は、交際費の「食料」に入ります。
2025年の交際費の食料は月5140円で、贈与金に次いで多い項目です。
2. 交際費のうち食料は12月が8536円で最も多く、8月の7927円が続く
交際費の食料を月別に並べると、1年のうち2つの月で大きく増えています。
- 1月:4397円
- 2月:3320円
- 3月:5068円
- 4月:3523円
- 5月:4663円
- 6月:4080円
- 7月:5002円
- 8月:7927円
- 9月:5339円
- 10月:4343円
- 11月:5487円
- 12月:8536円
2.1 12月の交際費の食料は、年平均の5140円より3396円多い
12月の8536円は、年平均の月5140円より3396円多く、約1.7倍です(LIMO編集部計算)。最も少ない2月の3320円と比べると、約2.6倍になります。
2.2 8月はお盆、12月はお歳暮の時期にあたる
交際費の食料が多い8月はお盆、12月はお歳暮の時期にあたります。7月の5002円は、年平均とほぼ同じ水準でした。
2025年の二人以上の世帯の交際費は月1万6750円で、ほかの世帯に贈る食料品は12月に8536円と1年で最も多くなりました。年末の贈り物は、ふだんの月より大きな出費になりやすい項目です。
お歳暮を贈る相手が決まっている場合は、昨年のお店の控えや通販の購入履歴で、相手ごとの金額を書き出しておくと予算が立てやすくなります。
ここからは、交際費が2000年からどう変わってきたかと、2026年の動き、お歳暮の予算の立て方を見ていきます。