髪を切る間隔が少し延びてきた、美容院の会計で前より高く感じた、という声を聞く機会が増えました。
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2025年」によると、二人以上の世帯が理髪料やカット代などの「理美容サービス」に使った金額は、1世帯当たり年4万2082円でした。
この記事では、理美容サービスの内訳と1回あたりの平均価格、2026年8月の消費者物価指数、2026年9月の東京都区部の料金を順に確認します。
1. 家計調査2025年、二人以上の世帯の理美容サービスは年4万2082円
家計調査では、理容室や美容院で支払う料金を「理美容サービス」としてまとめています。金額は、利用しなかった世帯も含めた1世帯当たりの平均です。
二人以上の世帯の理美容サービスは年4万2082円で、月にならすと約3507円です(LIMO編集部計算)。
1.1 理美容サービスの約6割は「他の理美容代」の年2万5613円
理美容サービスは、「温泉・銭湯入浴料」「理髪料」「パーマネント代」「カット代」「他の理美容代」の5つに分かれます。最も多いのは他の理美容代の年2万5613円で、理美容サービスの約60.9%にあたります(LIMO編集部計算)。
理美容サービスの年4万2082円のうち、カット代は年7133円、理髪料は年5111円、パーマネント代は年2231円です1/2
出所:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 第4-1表」をもとにLIMO編集部作成
1.2 理髪料の平均価格は1回約2860円、カット代は約3184円
家計調査は、理髪料・パーマネント代・カット代について、1世帯当たりの利用回数と平均価格も公表しています。2025年の平均価格は、理髪料が1回約2860円、カット代が約3184円、パーマネント代が約9675円でした。
1世帯当たりの利用回数は、理髪料が年約1.8回、カット代が年約2.2回、パーマネント代が年約0.2回です。平均には利用しなかった世帯も含まれるため、実際に通っている家庭の回数はこれより多くなります。
2. 消費者物価指数の理美容サービス、2026年8月は前年同月比1.2%上昇
総務省統計局が2026年9月18日に公表した消費者物価指数(2025年基準)では、2026年8月の理美容サービスの指数は102.0で、前年同月より1.2%上がりました。
2.1 カット代は1.2%、理髪料とパーマネント代は1.0%の上昇
品目別の前年同月比は、カット代が1.2%、理髪料が1.0%、パーマネント代が1.0%、ヘアカラーリング代が0.9%の上昇でした。いずれも大きな変化ではありませんが、そろって前年を上回っています。
2.2 シャンプーなどの理美容用品は3.1%上昇
店で買うシャンプーや化粧品などは、指数では「理美容用品」に入ります。2026年8月の理美容用品は前年同月比3.1%の上昇で、理美容サービスの1.2%を上回りました。
3. 小売物価統計調査、東京都区部の理髪料(男性・総合調髪)は2026年9月に1回4326円
総務省統計局の小売物価統計調査は、品目ごとに調べる内容を決めて毎月の小売価格を調べている統計です。2026年10月2日に、2026年9月の東京都区部の価格が公表されました。
3.1 理髪料は前年同月より120円、パーマネント代は419円高い
理髪料は男性の総合調髪(カット、シェービング、シャンプー、セット)、カット代とパーマネント代は美容院での女性のショートの料金です。2025年9月と2026年9月を並べると、次のようになります。
東京都区部では、理髪料・カット代・ヘアカラーリング代・パーマネント代のいずれも前年同月より高くなりました2/2
出所:総務省統計局「小売物価統計調査(動向編)2026年9月 主要品目の東京都区部小売価格」をもとにLIMO編集部作成
- 理髪料(男性・総合調髪):4326円(120円高い)
- カット代(女性・ショート):5088円(166円高い)
- ヘアカラーリング代:7692円(258円高い)
- パーマネント代(女性・ショート):1万547円(419円高い)
二人以上の世帯の理美容サービスは2025年に年4万2082円で、2026年8月の消費者物価指数では前年同月より1.2%上がりました。東京都区部のカット代(女性・ショート)は、2026年9月に1回5088円です。
わが家の理美容代は、1年分のレシートやカードの明細から理容室・美容院の支払いを拾い出し、回数と金額を並べると統計の数字と比べられます。
ここからは、2026年8月の家計調査の数字と、世帯主の年齢による理美容サービスの違い、通う間隔を変えたときの年間の差を見ていきます。