4. 新しく年金をゆうちょで受け取ると最大1500円
ゆうちょ銀行では、新しく公的年金をゆうちょの口座で受け取り始めた人を対象に、「ゆうちょ年金&通帳アプリキャンペーン」を行っています。2025年6月1日に始まり、終了日はまだ決まっていません。
4.1 キャンペーンの条件
対象になるのは、2025年4月1日から5月31日までゆうちょの口座で公的年金を受け取っておらず、6月1日以降に1万円以上の公的年金を新たに受け取り始めた人です。受給を始めた月の翌月末までに、「ゆうちょ通帳アプリ」の初期設定を終えて口座を登録しておく必要があります。
- 特典1:現金500円(受給開始月の翌々月末ごろに入金)
- 特典2:現金1000円(同じ口座で1年間続けて受け取ると、1年が経過する月の月末ごろに入金)
基金や企業年金などの私的年金は対象外です。すでにゆうちょで年金を受け取っている人は、条件に当てはまりません。
4.2 受け取る口座を変えるときの手続き
これから年金を受け取る人は、年金請求書の「受取機関」の欄でゆうちょ銀行を選びます。すでに受け取っている口座を変えるときは、「年金受給権者 受取機関変更届」を出す形です。
変更届の用紙は、郵便局の貯金窓口やゆうちょ銀行でも手に入ります。共済年金や企業年金を受け取っている人は、加入していた共済組合などに問い合わせが必要です。
5. ゆうちょで一番金利が高いのは10年定期貯金の年1.250%
通常貯金の金利が上がっても、ゆうちょ銀行の中で比べると、ほかにもっと金利の高い商品があります。ゆうちょ銀行のよくある質問では、2026年9月18日時点で最も金利が高い貯金は、10年定期貯金の年1.250%と案内しているのです。
5.1 定期性貯金も引き上げを予定
定期性の貯金についても、ゆうちょ銀行は金利の引き上げを予定しています。対象となる商品や改定後の金利、始まる日は、決まりしだいWebサイトで知らせるとしています。
5.2 当面使わないお金は分けて考える
通常貯金はいつでも出し入れできる一方、定期貯金は預ける期間を決める商品です。年金の受取口座には生活費の分を残し、当面使わないお金をどうするかは、金利と引き出しやすさの両方から考えたいところです。
6. 年金をゆうちょで受け取るのはありか
ここまでをまとめると、年金をゆうちょで受け取っている人は、11月9日から何もしなくても通常貯金の金利が年0.500%になります。新しく受け取り始める人には、最大1500円のキャンペーンもあります。
一方で、口座に残すお金が少なければ、金利の差で受け取る利息の差はわずかです。受取口座を選ぶときは、金利だけで決めず、近くに郵便局やATMがあるか、保険料や公共料金の引き落としに使いやすいかも含めて考えることが大切です。
金利はほかの銀行でも見直されることがあります。いま使っている口座とゆうちょ銀行のどちらがよいか迷ったときは、それぞれの金利一覧を確かめたうえで、窓口で相談してみてください。
7. まとめにかえて
ゆうちょ銀行は11月9日から、通常貯金の金利を年0.400%から年0.500%に引き上げます。年金が振り込まれる通常貯金にも、手続きなしで新しい金利が付きます。
100万円を1年間置いた場合の利息は、税引前で年4000円から5000円に増えます。年金をすぐ生活費に使う人は口座の残高が少ないため、増える利息も小さくなります。
口座の残高は、通帳やゆうちょ通帳アプリで確かめられます。年金の受取口座を変える手続きは年金事務所で、キャンペーンの条件はゆうちょ銀行の窓口で確かめてみてください。
参考資料
- ゆうちょ銀行「貯金金利の引き上げのお知らせ」
- ゆうちょ銀行「貯金金利の引き上げ(2026年11月9日実施)について、詳しく教えてほしい。」
- ゆうちょ銀行「年金自動受取り」
- ゆうちょ銀行「ゆうちょ年金&通帳アプリキャンペーン」
太田 彩子