トイレットペーパーや洗剤、ラップなどの日用品は、1回の買い物の金額は大きくなくても、切らすことのできない支出です。
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2025年」によると、二人以上の世帯がこうした家事用消耗品に使った金額は1世帯当たり年4万5622円でした。月にならすと約3802円です。
この記事では、家事用消耗品の品目別の内訳と、2026年10月2日に公表された小売物価統計調査の東京都区部の価格、家計調査2026年8月分の数字を確認します。
※家計調査の金額は端数処理の関係で、品目別の内訳の合計が全体の金額と一致しない場合があります。
1. 家計調査2025年、二人以上の世帯の家事用消耗品は年4万5622円
家計調査の品目分類では、トイレットペーパーや洗剤のように使うとなくなる家事用品を「家事用消耗品」としてまとめています。金額は、その品目を買わなかった世帯も含めた1世帯当たりの平均です。
二人以上の世帯の家事用消耗品は年4万5622円で、月にならすと約3802円です(LIMO編集部計算)。
1.1 家具・家事用品の年15万6818円のうち、約29.1%が家事用消耗品
家事用消耗品は、家具や家電、寝具などと同じ「家具・家事用品」に含まれます。二人以上の世帯の家具・家事用品は年15万6818円で、家事用消耗品はこのうち約29.1%にあたります(LIMO編集部計算)。
1.2 洗剤は年1万1284円、ティッシュペーパー・トイレットペーパーは年7691円
家事用消耗品は、「ティッシュペーパー・トイレットペーパー」「洗剤」「他の家事用消耗品」の3つに分かれます。2025年の二人以上の世帯では、ティッシュペーパー・トイレットペーパーが年7691円、洗剤が年1万1284円、他の家事用消耗品が年2万6647円でした。
品目名のある家事用消耗品では、洗濯用洗剤の年6905円が最も多く、ポリ袋・ラップの年5131円が続きます1/3
出所:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 第4-1表」をもとにLIMO編集部作成
二人以上の世帯の家事用消耗品への年間支出(1世帯当たり・2025年)は、次のとおりです。
- 洗濯用洗剤:6905円
- ポリ袋・ラップ:5131円
- トイレットペーパー:4891円
- 台所・住居用洗剤:4379円
- 柔軟仕上剤:3315円
- ティッシュペーパー:2800円
- 殺虫・防虫剤:2698円
- 芳香・消臭剤:2571円
- 他の家事用消耗品のその他:1万2931円
「他の家事用消耗品のその他」は、上のどの品目にもあてはまらない家事用消耗品をまとめたものです。
2. 小売物価統計調査2026年9月、東京都区部のトイレットペーパーは1000メートル982円
総務省統計局の小売物価統計調査は、品目ごとに調べる銘柄(品質や規格)を決めて、毎月の小売価格を調べている統計です。2026年10月2日に、2026年9月の東京都区部の価格が公表されました。
2.1 トイレットペーパーは前年同月より140円、ティッシュペーパーは71円高い
2026年9月の東京都区部のトイレットペーパーは1000メートル当たり982円で、2025年9月の842円より140円、約16.6%高くなっています(LIMO編集部計算)。
2026年7月は831円で、8月に881円、9月に982円と、2か月で151円上がりました(LIMO編集部計算)。てぃssペーパーは1000組当たり555円で、前年同月の484円より71円高くなっています。
東京都区部では、紙製品とポリ袋・ラップ、洗濯用洗剤の価格がいずれも前年同月を上回りました2/3
出所:総務省統計局「小売物価統計調査(動向編)2026年9月 主要品目の東京都区部小売価格」をもとにLIMO編集部作成
2.2 ポリ袋は70円、キッチンペーパーは50円、洗濯用洗剤は48円上がった
ほかの日用品の2026年9月の東京都区部の価格と、前年同月との差は次のとおりです(差はLIMO編集部計算)。
- キッチンペーパー(400カット):427円(50円高い)
- ポリ袋(18枚):367円(70円高い)
- ラップ(1本):395円(34円高い)
- 洗濯用洗剤(1キログラム):578円(48円高い)
上がった割合では、ポリ袋が約23.6%で最も大きく、ラップは約9.4%、洗濯用洗剤は約9.1%です(LIMO編集部計算)。
台所用洗剤は2025年10月に調べる銘柄が変わったため、前年同月とは比べられません。2026年9月は700ミリリットル当たり370円でした。
3. 家計調査2026年8月、家事用消耗品は月4088円で前年同月より71円多い
2026年10月9日に公表された家計調査(二人以上の世帯)では、2026年8月の家事用消耗品は1世帯当たり4088円でした。2025年8月の4017円より71円多くなっています(LIMO編集部計算)。
3.1 洗剤は72円増え、トイレットペーパーは16円減った
内訳を見ると、洗剤は1009円で、2025年8月の937円より72円多くなりました。洗濯用洗剤は32円、台所・住居用洗剤は39円の増加です(LIMO編集部計算)。
トイレットペーパーは401円で、2025年8月の417円より16円少なくなっています。100世帯当たりの購入頻度は63回から58回に減りました。ティッシュペーパーは218円で、13円の増加です。
二人以上の世帯の家事用消耗品は2025年に年4万5622円で、家具・家事用品の約29.1%を占めました。2026年9月の東京都区部では、トイレットペーパーが1000メートル982円と前年同月を140円上回り、ティシュペーパーやポリ袋も値上がりしています。
わが家の日用品の金額は、1か月分のレシートからトイレットペーパーや洗剤などの行を拾い出して合計すると、統計の数字と並べて比べられます。
ここからは、世帯主の年齢による家事用消耗品の違いと、1回あたりの購入金額、単位あたりの価格で比べる買い方を見ていきます。
日用品は、食料品の買い物と同じレシートに混ざるため、家計簿では金額がつかみにくい支出です。
値上がりが続いているときは、買うたびの金額より、1か月や1年でいくら使っているかを一度出してみると、見直す品目を選びやすくなります。
