1. 日経平均は一時7万円台を回復

2026年10月9日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比11円19銭安の6万9030円92銭でした。小幅ながら3日続落です。6日には終値ベースで約3カ月ぶりに7万円台を回復し、翌7日にも7万円台を維持していましたが、8日に7万を割りました。ただし6万9000円台はキープしています。

9日は前日の前日の米株式市場でハイテク株が下落した流れを受けて、AI・半導体関連銘柄が売られました。アドバンテスト、イビデン、キオクシア、ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、フジクラなど関連銘柄が軒並み下げました。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が8日、米オープンAIの年換算ベースの売上高が9月末時点で500億ドル(約7兆9000億円)弱だと報じ、市場予想を200億ドル程度も下回ったと報道されたことを受けて、オープンAIに約13%出資しているSBGも売られました。

ファーストリテイリングは、2027年8月期(今期、国際会計基準)の連結純利益が前期比3%増の5600億円と、7年連続で過去最高を更新する見通しを発表したものの、市場予想には届かなかったことが嫌気され売られました。

今週、日経平均はどのような動きになるでしょうか。今週は12日がスポーツの日の祝日で休業だったため、営業日は4日間となります。先週は終値ベースで7万円台を回復したものの、週末には失速気味となりました。ただ、6万9000円台を維持しており、下値は限定的です。今週にも再度7万円台回復に向けて上値を試す展開になることも期待できます。

相場をけん引するのはやはり、AI・半導体関連銘柄になりそうです。そこで注目されるのが、グローバルな半導体関連企業の決算です。14日にはオランダのASMLが、15日には台湾積体電路製造(TSMC)が決算発表を行います。好業績の場合、日本株も買われる展開になるでしょう。

14日には米消費者物価指数(CPI)が発表されます。結果が下振れすると米利上げ観測が後退し、投資家がリスクオンの姿勢が強まる可能性があります。

日経平均株価推移1/2

日経平均株価

出所:LIMO編集部作成