海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているアカウント@catrescuetrのInstagramの投稿。

車にはねられて顎の骨折と目の重いけがを負った猫「ビクター」が、2度の難しい手術を乗り越え、元気で幸せそうに過ごす現在の姿が、治療を受けていた頃の映像とともに紹介されています。

執筆時点で1万7000回再生、約2444件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、猫を家族として迎える際に知っておきたい飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【車にはねられた猫】顎の骨折と目の重傷を抱えて

ケージの中で過ごす、治療中のビクター1/4

ケージの中で過ごす、治療中のビクター

出所:@catrescuetr

投稿によると、「ビクター」と名づけられたこの猫は、車にはねられたあと、投稿主のもとへやってきました。負っていたのは顎の骨折と、ひどく傷ついた両目のけがでした。動画の冒頭には「How it started...(始まりはこうでした)」というテロップが表示され、首にカラーを付けて点滴を受けながら、人の手に頭を支えられて横たわるビクターの姿が映し出されます。

続く場面では、ケージの中でうつむき、じっと身を縮めるように過ごす様子も確認できます。顔にけがを負った状態での治療は、本人にとっても決して楽なものではなかったと思われます。投稿主は、ビクターが2度の困難な手術を受けたこと、そして治るために懸命に頑張ったことを綴っています。

2. 【2度の手術を乗り越えて】穏やかな表情で過ごす現在

ふかふかのベッドでくつろぐ現在のビクター2/4

ふかふかのベッドでくつろぐ現在のビクター

出所:@catrescuetr

場面が切り替わると、テロップは「How it's going(今はこんな感じです)」に変わります。明るい部屋に置かれたやわらかなベッドの上で、ビクターは体を横たえ、こちらに顔を向けてくつろいでいます。ケージの中で身を縮めていた頃とは対照的な、落ち着いた姿です。

人の手で撫でられるビクター3/4

人の手で撫でられるビクター

出所:@catrescuetr

続いて、人の手で頭を撫でられながら、クッションに前足を乗せるビクターの姿が映ります。投稿主は「元気で幸せそうな今のビクターを見ていると、つらかった瞬間のすべてが報われる」とコメントしています。

壁の台の上でくつろぐビクター4/4

壁の台の上でくつろぐビクター

出所:@catrescuetr

動画の終盤では、壁に取り付けられた台の上でクッションに座り、落ち着いた表情でこちらを見つめるビクターが登場します。ケージで過ごしていた頃とは別猫のように、今は落ち着いた時間を過ごしている様子がうかがえます。

コメント欄では

  • 「ビクターは今、素晴らしいほど見事に普通の姿になりましたね」
  • 「今日、愛らしいネコのビクターが元気で幸せな姿を見られてとてもうれしい!獣医師の皆さん、ご尽力ありがとう!」
  • 「美しい天使ね」

など、ビクターの回復を喜ぶ声や、治療に当たった獣医師への感謝の声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回、車にはねられて顎の骨折や目の重いけがを負った猫が、2度の手術を乗り越えて元気に過ごしているという投稿をリサーチする中で、特に印象に残ったのは「始まりはこうでした」と「今はこんな感じです」という、たった2つのテロップが映し出す落差でした。ケージの中で身を縮めていた姿と、ベッドでくつろぐ姿を見比べると、治療を支えた人々の時間と愛情の重みが伝わってきます。もし道端でけがをした動物を見かけたときは、慌てて自分だけで抱え上げようとせず、まずは近くの動物病院や動物保護団体に連絡して指示を仰ぐことが、動物にも自分にも安全な第一歩になります。また、猫を迎える際には、万一のけがや病気で高額な治療費がかかる可能性も、あらかじめ頭に入れておきたいところです。この記事を通じて一番伝えたいのは、深く傷ついた命も、多くの人の手と本人の頑張りによって、穏やかな日常を取り戻せることがあるということです。ビクターのこれからの毎日が、穏やかで幸せなものであり続けることを願っています。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

参考資料