海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているLove Leo RescueさんのInstagramアカウント@loveleorescueの投稿。

路上をさまよっていた老犬が保護され、過酷な境遇を乗り越えて幸せをつかむ姿を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で9万9000回再生、約4200件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護師の年収についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 路上をさまよっていた老犬を保護

路上で横たわる老犬の様子1/5

路上で横たわる老犬の様子

出所:@loveleorescue

海外のSNSで、路上をさまよっていた老犬の救出劇が話題を呼んでいます。

保護団体が彼を救助した時、首輪やロープがつけられたままでした。

動物病院で診察を受けた結果、彼の年齢は16~20歳。しかも体内にはマイクロチップが埋め込まれていることが分かったのです。

飼い主は彼を外につないだまま飼っており、もう世話をする気はないと言ったため、老犬は保護団体に引き渡されることに。

保護された老犬と動物病院のスタッフ2/5

保護された老犬と動物病院のスタッフ

出所:@loveleorescue

検査の結果、大きな病気やケガはなかったので、老犬は安全な環境でケアを受けながら暮らすことに。

さらに幸運なことに、SNSの投稿を見た人が彼の里親になりたいと申し出たのです。

現在は里親のもとで、穏やかに暮らしています。

ネット上では無責任な飼い主に怒りが集まる一方、過酷な境遇を乗り越えて幸せをつかんだ老犬へのエールも多数集まっていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

2. 著者からの一言コメント

森川 ちづる
「体内にはマイクロチップが埋め込まれていることが分かった」という一文に、複雑な気持ちになりました。

マイクロチップは米粒ほどの小さな装置を動物の皮下に埋め込み、専用のリーダーで読み取ることで飼い主の情報を特定できる仕組みです。日本では2022年から、ブリーダーやペットショップで販売される犬猫へのマイクロチップ装着と登録が義務化されています。

迷子になった時だけでなく、災害時にはぐれた動物の身元確認に役立つことが期待されています。今回のケースでも、チップの情報をもとに飼い主を特定することができました。

とはいえ高齢の犬を屋外につないで飼育したうえ、いなくなっても放置していたわけですから、元飼い主のもとに戻らないほうが犬にとっても幸せかもしれませんね。

16〜20歳という高齢で見放されながらも、里親のもとで穏やかに暮らせるようになった老犬の姿には、救われる思いがします。彼がこれからも安心して過ごせますように。

3. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護師の年収はいくら?

厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。

ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。

同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。

ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。

獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」
獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」

4. 今読まれている【森川 ちづるのおすすめ記事】3選

4.1 ガリガリに痩せ細ったピットブルを救助、新たな幸せをつかむ姿に心打たれる…回復を喜ぶ声も

            ガリガリに痩せ細ったピットブルを救助、新たな幸せをつかむ姿に心打たれる…回復を喜ぶ声も    

海外のSNSでは、犬や猫の動物レスキュー動画が注目を集めています。今回ご紹介するのは、@TheMohoさんが投稿した犬「トリニティ」の記事です。体重わずか11kg、腹部に複数の弾丸が見つかるほどの重傷を負った状態で保護されたトリニティは、根気強いケアを受けました。数か月の入院を経て回復するまでの経緯とSNSでの反響に加え、記事後半では犬・猫の平均入手価格についても解説しています。

4.2 ノミとダニに覆われた仔犬を保護、見違えるように回復した姿に心打たれる

            ノミとダニに覆われた仔犬を保護、見違えるように回復した姿に心打たれる    

海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」動画が注目を集めています。今回ご紹介するのは、@this_is_houstonさんがInstagramに投稿した仔犬「ビンクス」の記事です。ビンクスは発見時、肋骨が見えるほど痩せ細り、大量のノミとダニに覆われていました。治療を経て回復するまでの経緯とSNSでの反響に加え、記事後半では獣医師や動物看護師の平均年収についても解説しています。

4.3 雪のなかに横たわっていた老犬を保護、重傷を乗り越え見違えるように回復した姿に感動が広がる

            雪のなかに横たわっていた老犬を保護、重傷を乗り越え見違えるように回復した姿に感動が広がる    

海外のSNSでは、犬や猫の動物レスキュー動画が注目を集めています。今回ご紹介するのは、@TheMohoさんが投稿した老犬「フォックス」の記事です。引っ越した元飼い主に置き去りにされたフォックスは、血を流しながら雪の中で倒れており、首を撃たれていたことも判明しました。治療を経て回復するまでの経緯とSNSでの反響に加え、記事後半では犬・猫のおやつ代は月平均いくらかについても解説しています。

参考資料

森川 ちづる