海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているアカウント「@diasozoanimalrescue」さんのInstagramの投稿。

生後4か月ほどの子犬が、墓地近くの路上でひどく衰弱し、骨盤と前脚を骨折した状態で発見され、投稿主のもとで手術に向けた治療を受けている様子が紹介されています。

執筆時点で1万1000回再生、約1037件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬を家族として迎える際に知っておきたい生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【墓地近くに倒れていた子犬】骨盤と前脚を骨折した状態で保護

発見当時、ひどく衰弱していた子犬の様子1/6

発見当時、ひどく衰弱していた子犬の様子

出所:@diasozoanimalrescue

投稿によると、この子犬はある村外れの、墓地のそばを通る幹線道路沿いで見つかりました。

最初にその様子を撮影したのは、たまたま通りかかった女性です。ひどく衰弱し、身動きもままならない小さな子犬を見つけた女性は、手持ちのパンを与えたうえで投稿主さんに連絡を取りました。

駆けつけた投稿主さんのもとで確認されたのは、生後およそ4か月ながら体重9.5キロに育っていた子犬の姿でした。空腹のあまり弱り切っていたにもかかわらず、その体格の大きさに驚かされたといいます。

詳しい経緯は投稿主さんにも分かっておらず、「何が起きたのかも、どれくらいの間そこにいたのかも分からない」といいます。

診察の結果、この子犬は骨盤を骨折しているほか、肩に近い高い位置で前脚を複雑骨折していることが判明しました。前脚については治療による回復が難しく、投稿主さんのチームが活動するクリニックで、切断手術が行われる予定だといいます。

2. 【手術を控える子犬】ラニアさんのクリニックで治療を受ける今の様子

クリニックで診察を受ける子犬2/6

ラニアさんのクリニックで診察を受ける子犬

出所:@diasozoanimalrescue

現在、この子犬は投稿主さんのチームが活動するクリニックで保護されています。

骨盤と前脚の骨折という大きな怪我を抱えながらも、投稿された映像では、聴診器を当てられながらおとなしく診察を受ける姿が確認できます。

前脚は残すことができないため切断手術が予定されており、投稿主さんは手術に向けてこの小さな体を万全な状態に整えていく方針を示しています。

保護施設の中で過ごす子犬の現在の様子3/6

保護施設の中で過ごす子犬の現在の様子

出所:@diasozoanimalrescue

投稿主さんによると、今の子犬には安全な環境と食事、そして痛みを和らげるための治療が与えられているといいます。骨折の痛みが残る中でも、施設の床を歩き回る姿からは、発見当時のぐったりとした様子とは違う力強さも感じられます。

投稿主さんは「まずはこの手術を乗り越えることが最優先」だとし、手術に向けて一歩ずつ着実に整えていく考えを示しています。

コメント欄では

  • 「なんてかわいそうな子。助けてくれてありがとう。早く元気になりますように」
  • 「本当に美しい子。かわいそうに」

など、子犬の身を案じる声が多数寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回、生後わずか4か月の子犬が、墓地のそばの道端でぐったりとしていたという投稿をリサーチする中で、特に胸に残ったのは「何が起きたのかも、どれくらいの間そこにいたのかも分からない」という投稿主さんの言葉でした。骨盤や前脚の重い骨折を抱えながら、パンを求めて弱々しく動く姿からは、どれほど過酷な時間を過ごしてきたのかがうかがえます。もし道端で弱っている動物を見かけたら、自己判断で無理に連れて帰ろうとせず、まずは近くの動物保護団体や動物病院に相談することが、命をつなぐ確実な一歩になります。この子犬はまだ、前脚の切断手術という大きな試練を前にしている段階です。この記事を通じて一番伝えたいのは、保護されたからといってすぐに安心できるわけではなく、痛みを抱えながらも一歩ずつ前に進もうとする小さな命があるということです。今後予定されている手術を無事に乗り越え、この子が新しい生活の一歩を踏み出せる日が来ることを願っています。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 「つらかった瞬間がすべて報われる」車にはねられ顎の骨折と目の重傷を負った猫、2度の手術を経た現在の姿に反響

            「つらかった瞬間がすべて報われる」車にはねられ顎の骨折と目の重傷を負った猫、2度の手術を経た現在の姿に反響    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@catrescuetrさんがInstagramに投稿した、車にはねられて顎の骨折と目の重いけがを負った猫「ビクター」の「始まり」と「今」を見比べる動画をご紹介します。ケージの中で身を縮めていた頃から、2度の難しい手術とつらい治療を乗り越えた猫の穏やかな表情に、世界中から感謝と祝福のコメントが寄せられています。

5.2 「乗り越えたよ!」貧血と脱水でぐったりしていた子猫のモリー、元気いっぱいに回復した姿に称賛の声

            「乗り越えたよ!」貧血と脱水でぐったりしていた子猫のモリー、元気いっぱいに回復した姿に称賛の声    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@catrescuetrさんがInstagramに投稿した、子猫モリーの回復報告をご紹介します。貧血と重い脱水で立っているのもやっとだったモリーは、数週間の点滴や投薬などの治療を受けて完全に回復しました。支えてくれた人々への感謝をモリー自身の言葉のように綴った動画には、世界中から喜びや称賛のコメントが集まっています。

5.3 「鳴き声が心を締めつけた」車にはねられ深い傷を負った子犬、優しい隣人に救われて見せた健康な姿に反響

            「鳴き声が心を締めつけた」車にはねられ深い傷を負った子犬、優しい隣人に救われて見せた健康な姿に反響    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@AnimalAidUnlimitedさんがYouTubeに投稿した、車にはねられて頭に深い傷を負った子犬「ミミ」の保護の様子をご紹介します。事故直後の痛々しい姿から、優しい隣人と専門スタッフの手厚いケアによって見事な回復を見せ、元気に仲間と過ごす現在の様子にSNSでは大きな反響を呼びました。また記事後半では、犬の生涯費用についても解説しています。

参考資料