海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護活動を行う「dogs 4 rescue」さんのInstagramアカウント@dogs4rescueの投稿。
2歳にして7つの家庭を転々とし、2度の出産を経験してきた保護犬オレオが、Facebook上で拡散された写真をきっかけに緊急保護され、新しい環境で少しずつ人に心を開いていく様子が紹介されています。
執筆時点で1万2000回再生、約1596件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. 【7つの家庭を転々としていた犬】オレオが歩んできた壮絶な過去
オレオは2歳の女の子の犬で、これまでに7つの家庭を渡り歩き、2度の出産を経験してきたといいます。生まれた子犬たちがどこへ行ったのかは分かっていません。
彼女が注目を集めたきっかけは、Facebook上で拡散された1枚の写真でした。この投稿を機に緊急保護が決まり、保護団体が整備した施設「Sadie's Half Way House」に迎え入れられることになったといいます。
投稿では、これまで関わった人の中には彼女に優しく接してくれた人もいた一方で、ケージの中で飢え、自分の排泄物にまみれて過ごしていた時期もあったと紹介されています。何度も別の家庭へ引き渡されるうちに、人を信頼することが難しくなっていったようです。
保護施設のスタッフが手を伸ばすと、オレオは体をこわばらせ、怯えたようなしぐさを見せていました。スタッフは「これから手が何をするのか怯えているようで、胸が痛む」と話しており、彼女の心の傷の深さがうかがえます。
2. 【大型犬オビが寄り添う】怯えていたオレオに芽生えた変化
新しい環境に移ったオレオのそばには、施設で暮らす大型犬のオビがいました。投稿では、体の大きなオビがそばにいることで彼女が安心できるようにという狙いが説明されており、犬同士の存在が緊張をやわらげる役割を果たしているようです。
スタッフはオレオに根気強く向き合い、優しく声をかけたり撫でたりしながら少しずつ距離を縮めていきました。動画では、彼女がお座りを覚えたり、おやつを前に耳を立てて反応したりする様子も収められています。それでも、彼女が本当に安心できるようになるまでにはまだ時間がかかりそうだと、スタッフは話しています。
投稿ではあわせて、オレオのような犬種について「メディアでは悪いイメージを持たれがちだが、実際に人に噛みついたという報告のほとんどは別の犬種によるものだ」という趣旨のスタッフの見解も紹介されており、本来は人懐っこく、人を喜ばせたがる性格の持ち主だと説明されています。
保護団体の会員制度「Golden Paw Club」のメンバーが費用を負担する形で、オレオの避妊手術も予定されているといいます。これにより、彼女が再び繁殖に利用されることはなくなる見込みです。
コメント欄では
- 「とても美しい子。安全な居場所を与えてくれてありがとう」
- 「私も保護犬を育てた経験がありますが、この子がこれほど利用されてきたのは本当に悲しいです。これからはきっと良くなると思います」
など、彼女の境遇に心を痛めつつ、新しい生活を応援する声が寄せられていました。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
3. 著者からの一言コメント
印象的だったのは、スタッフが「彼女が本当に安心できるようになるまでには、まだ時間がかかりそうだ」と率直に話していた点です。保護されればすぐに幸せになれる、というわけではなく、根気強く向き合う時間の積み重ねが必要だということを、私たちも忘れずにいたいものです。もし保護犬を家族に迎えることを考えている方がいれば、最初から懐いてもらえることを期待しすぎず、犬のペースを尊重しながら時間をかけて信頼関係を築いていく心構えを持っていただきたいと思います。
この記事を通して一番伝えたいのは、大型犬オビのように、怯える仲間にただそっと寄り添う存在の大切さです。人の手だけでなく、同じ犬という存在にも支えられながら少しずつ心を開いていくオレオの姿は、保護活動における「時間」と「仲間」の力を教えてくれました。
4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?
過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。
2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。
私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。
(中略)
もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。
フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。
5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選
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