海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしている団体「Dogs 4 Rescue」のInstagramアカウント@dogs4rescueの投稿。

投稿では、何年も日の当たらない劣悪な保護施設で過ごし、屋外運動場のある施設に移ってからも長らく里親が見つからずにいる保護犬・ガスくんの姿が紹介されています。

執筆時点で1万4000回再生、約2200件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【何年も見向きもされなかった犬】ガスくんがたどってきた境遇

保護された当時の様子1/6

保護された当時の様子

出所:@dogs4rescue

投稿を行った「Dogs 4 Rescue」によると、保護犬・ガスくんは何年もの間、日光の入らない劣悪な保護施設で過ごしてきたといいます。その後、屋外の運動スペースがある施設へ移ったものの、長い間里親を希望する声はかからなかったとつづられています。動画のテロップでも「長い間、誰からも望まれることのなかった彼」「健康そのものの男の子なのに、里親希望の申し込みは一件もなかった」と紹介されており、健康状態に問題がないにもかかわらず、なかなか新しい家族に恵まれずにいたガスくんの境遇がうかがえます。

2. 【里親を待ち続けて】ガスくんの現在

スタッフに見守られるガスくん2/6

スタッフに見守られるガスくん

出所:@dogs4rescue

投稿では、ガスくんを見守る施設のスタッフたちの様子も紹介されています。テロップには「うちの犬たちは、毛色や犬種、出身地なんて気にしない」「みんな彼の優しいエネルギーを感じ取り、とても気に入っている」とあり、周囲のスタッフから深い愛情を注がれていることが伝えられています。動画の後半では「そして自然と、彼の嬉しそうなお尻フリフリが始まる」「彼の世界が希望と前向きな気持ちで満たされていく」といった言葉とともに、ガスくんが伸び伸びと過ごす姿が収められています。

里親募集を呼びかけるガスくん3/6

里親募集を呼びかけるガスくん

出所:@dogs4rescue

投稿ではこの先について、「きっと誰かが彼の魅力に気づき、迎えたいと思ってくれるはず」「ブリーダーから買うのではなく、保護犬を選んでくれるはず」といった願いがつづられています。あわせて投稿文では、「見た目も愛らしいガスは、これで十分だと思いませんか?」と問いかけたうえで、「多くの方が普段から保護犬を迎えてくれていることは知っていますが、中には過去に犬を購入したことがある方もいるかもしれません。次に新しい家族を迎える際は、ぜひ保護犬を選んでもらえたら」という思いがつづられています。

コメント欄では

  • 「彼はとても美しいと思います。みんながブリーダーではなく保護犬を選んでくれたらと願っています。我が家にも保護犬が2匹いますが、本当に愛おしい存在です」
  • 「彼は本当に素敵です。夫と私はこれまで26匹の犬を保護してきました。今は5匹一緒に暮らしています。ガス、幸運を祈っています」

など、ガスくんを応援する声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回、ガスくんのエピソードをリサーチする中で印象的だったのは、健康状態には何も問題がないにもかかわらず、何年も里親希望の申し込みが一件もなかったという投稿内の一文でした。私たちはつい、動物を「かわいいから」「話題になっているから」という基準で見てしまいがちですが、保護施設には、ガスくんのように特別な事情がなくても、ただ時間だけが過ぎてしまっている子がたくさんいます。今日からできることとしては、身近な保護団体のSNSアカウントをフォローし、里親募集の投稿をシェアするだけでも、その子に出会うきっかけを届ける力になります。また、新しいペットを迎えることを考えている方は、ブリーダーやペットショップだけでなく、まず保護犬・保護猫の紹介ページにも目を通してみてほしいと思います。この記事を通じて一番伝えたいのは、「かわいそうだから」ではなく、ガスくんのようにただ静かに家族を待っている命が、今この瞬間にもたくさんいるという事実です。里親になるという選択肢が、もっと当たり前に選ばれる社会になってほしいと感じています。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 「こんなことができる人間がいるなんて」鎖と南京錠が首に食い込んでいた犬、5時間の救出劇からの変化に反響

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SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@PawsShowさんがYouTubeに投稿した、太い鎖と南京錠が首に深く食い込んだ状態でケージの中から発見された犬タイタンの姿をご紹介します。保護までに5時間を要したという壮絶な経緯や、人間を極度に恐れて威嚇していた状態から徐々に心を開いていく劇的な回復ぶりに、多くの視聴者から反響が寄せられました。

5.2 「つらかった瞬間がすべて報われる」車にはねられ顎の骨折と目の重傷を負った猫、2度の手術を経た現在の姿に反響

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SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@catrescuetrさんがInstagramに投稿した、車にはねられて顎の骨折と目の重いけがを負った猫「ビクター」の「始まり」と「今」を見比べる動画をご紹介します。ケージの中で身を縮めていた頃から、2度の難しい手術とつらい治療を乗り越えた猫の穏やかな表情に、世界中から感謝と祝福のコメントが寄せられています。

5.3 「乗り越えたよ!」貧血と脱水でぐったりしていた子猫のモリー、元気いっぱいに回復した姿に称賛の声

            「乗り越えたよ!」貧血と脱水でぐったりしていた子猫のモリー、元気いっぱいに回復した姿に称賛の声    

SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@catrescuetrさんがInstagramに投稿した、子猫モリーの回復報告をご紹介します。貧血と重い脱水で立っているのもやっとだったモリーは、数週間の点滴や投薬などの治療を受けて完全に回復しました。支えてくれた人々への感謝をモリー自身の言葉のように綴った動画には、世界中から喜びや称賛のコメントが集まっています。

参考資料